制作力とは
これまでに、「編集」とは企画と制作で構成されている。そして、「企画」とはアイデアを実行すること、とお話しました。
次にここでは、企画とともに編集を構成する「制作」についてお話をしたいと思います。
約20年前に遡りますが、当社の「クロスメディア」という社名の由来は、価値あるコンテンツを1つのメディアだけではなくユーザーに利便性のあるメディアで提供したい、という思いから来ています。
これから来るデジタルの時代では、自分たちでコンテンツを制作し、クロスメディア展開することで、コンテンツの価値を増幅させることができると考えたからです。
「よい企画を考えて、その企画を形に変えることが編集能力の特徴」と前回に話しましたが、企画を形にすることが「制作」であり、企画力だけではなく制作力があるからこそ、当社はいろいろな事業を主体的に展開することができていますし、また、顧客は当社の企画力だけではなく制作力に期待をして仕事を発注してくれます。
私自身、企画力だけで制作力がなかったら起業する自信はなかったでしょうし、企画力だけで独立してたら、きっと会社組織ではなく個人事業主としてこぢんまりと事業をしていたでしょう。
制作力は、企画を実現するための技能であり、制作力があるからこそ、抽象的なことを具体的に伝えることができるのです。
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