19. 象徴音®が生まれた理由 ー 安藤コウの音の旅
私が「音」に魅了されたのは、特に記憶に残る瞬間がきっかけだったわけではありません。しかし、音楽や日常の音がいつも私の周りにあり、その影響を無意識に受けていたのは確かです。音は単なる背景やBGMではなく、もっと深く、もっと個人的な何かだと気づいたのは、広告業界でプロモーションの仕事に携わり始めてからでした。
その頃、私は数々のブランドや企業のキャンペーンを手掛け、視覚的な要素がどれだけ強力なツールであるかを実感していました。しかし、同時に視覚に依存しすぎて、他の感覚が軽視され