図書館システムは県立図書館が中心となった共同利用がベター
今日は「図書館システムは県立図書館が中心となって共同利用がベター」についてお伝えします。
シンプルでライトに書いてありますので、5分くらいで読めます。
お付き合いしていただけると嬉しいです。
なぜこう思うか。
1.図書館システムに関する現状
まず、図書館システムに関する現状についてお伝えします。
前回の記事で、職員がITに関する知識が少ない人が多いので、もっと勉強しましょう的な内容を書きました
それに加えて、システムの要件定義を理解できる人って、業務の流れが分かっている人で、それにはかなり長い年月が必要です。
職員も多くは数年で異動してしまうので、そんな人めちゃ少ないです。
だからベンダーにボラれるんですよね。
2.共同利用のメリット・デメリット
県が中心になって共同利用するとどんなメリットデメリットが生じるか。
(1)メリット
①ITに詳しい人がいなくても効率的に更新できる。
更新業務をやらなくて済むってことは、
・打合せにかかる時間
・仕様書を作る時間
・プロポの準備の時間
が無くなるってことです。これはめちゃくデカいと思います。
②スケールメリットをゲット
手を挙げた館が共同でパソコンを購入するので、スケールメリットが得られます。自館のみで買うより2,3割安くなり、恐らくですが県全体で数億円のメリットは発生します。
(2)デメリット
①独自仕様が無くなります。
「うちの館は特別だから!」と既存のシステムに修正を加えることができません。運用をシステムに合わせる必要が生じます。
②機器もあるものの中で
決まったベンダーさんの商品群から買わないといけないので、選択肢が狭まります。
③県の人が疲れる
ただでさえ業務が増えるのに、なんで市町村のために多忙になるの!?かなりの調整業務が発生することが予想されます。
二 都道府県立図書館
1 域内の図書館への支援
1 都道府県立図書館は、次に掲げる事項について、当該都道府県内の図書館の求めに応じて、それらの図書館への支援に努めるものとする。
ア 資料の紹介、提供に関すること
イ 情報サービスに関すること
ウ 図書館資料の保存に関すること
エ 郷土資料及び地方行政資料の電子化に関すること
オ 図書館の職員の研修に関すること
カ その他図書館運営に関すること
...ここにこう書いてあるのでやって欲しいです。😉
3.おわりに
いかがでしたでしょうか。
図書館システムは、ベンダーの見本市状態になっている県もあります。
で、数年ごとにオセロみたいにひっくり返し返されるみたいな...
図書館業務って大体は、似たような業務をしていますよね。
ならばある程度は県に任せて、浮いた時間とコストは利用者にために費やした方がいいと思った次第です。
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