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これからの日本の魚介食文化

タイパやコスパから
実感する「魚離れ」

 あなたは最近、魚介類を食べたでしょうか。わたしは回転ずしが好きで週に1回程度お店に行きますし、家でも海鮮トマトパスタをよく作ったり、カレーを作るときはお惣菜店で買ったアジフライをトッピングしたりするので、比較的魚介類を食べていると思っています。ただ、スーパーなどでわざわざ魚1匹まるごとを選んで買うことはめったになく、せいぜい家の冷蔵庫にお得用大袋の冷凍シーフードを常備するくらいなので、大の魚好きかと聞かれれば、そこまででもない気がします。

 魚を選んで買うことに躊躇いがあるのは、処理の手間もありますが、やはり少々値段が張る印象があるからです。サンマも高くなったと実感しますし、タンパク質のおかずを買うならお肉の方が処理もラクで、タイムパフォーマンスを加味すると経済的な気がします。

サンマ。
近年その漁獲量が心配されている

 昨今日本人の「魚離れ」をよく耳にしますが、わたしが感じている魚への意識が、その消費量減少につながっていると指摘する専門家もいます。実際どれだけの魚離れが、日本で起こっているのでしょうか。少し調べてみました。

魚介類の消費仕向量
ピーク時の43%下落

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