腰痛に対して病院でできること③
関東在住の整形外科医が腰痛に対して病院でできることを開設するノートです。
ぜひ①、②を読んでからこの記事を読んでいただければ幸いです。
前回の記事で書いたように診断において重要なことは見逃してはいけない疾患を見逃さないことになります。
下のような症状がある場合は最初からかなり詳しい検査をお勧めする場合があります。
①安静時の腰が痛み
②発熱
③体重減少
④胸痛、
⑤足の痛み、しびれ
さらに言うと、上のような症状を伴わない場合はかなり詳しい検査をしても原因がはっきりしないことが多いです。
腰は上半身を支えている重要な部分です。そして、ふとした動作で腰に体重の何倍もの負荷がかかります。
また長時間のパソコン作業やデスクワークであまり動かないでいると常に同じ部分にのみ負荷がかかります。
そういった負荷により腰を構成している腰椎、椎間板、筋肉、靭帯、関節などに損傷が起こったことで痛みが出てくる場合があります。
しかし現在の医療では実際に上の構成している部位のどこが損傷しているかまではわからないことが多いため医師は患者さんに説明するときには原因ははっきりしないと説明します。
そういった原因がはっきりしない腰痛に関しては対症療法で治療をしていくことになります。
主な治療の選択肢としては
①飲み薬
②湿布、塗り薬
③注射
④サポーター
⑤リハビリテーション(運動療法)
となります。
あすさらに詳しく書いていきます。
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