女性必見!フィトセラピーで心身をケア
あまり聞き馴染みのない、”植物療法(フィトセラピー)”。皆さんご存じですか?
実は、アロマテラピーやハーブティーもフィトセラピーの一種なんです。
今回は、フィトセラピーについて紹介していきます。
1.植物療法(フィトセラピー)とは
フィトセラピーは植物の力を利用した療法で、人間の自然治癒力を高めるためのものです。植物が作り出すさまざまな成分を利用して、病気の予防や健康の維持・増進、美容などに役立ちます。
また、植物の葉や根、実、種子などの部位の効果を利用して、自然治癒力を引き出し、風邪や消化器症状、不眠症、うつ病、ストレス、不安症状、皮膚病など体の不調を整える効果があり、日本では医療行為としては認められていませんが、ヨーロッパでは医療現場でも使用されています。
飲む、食べる、肌につける、香りを嗅ぐ、マッサージするなど様々な用法で取り入れることができ、五感を通じて直接体に働きかけるだけでなく、心や感情に作用して自律神経を整えたり、体を調節したりする特徴があります。
2.フィトテラピーが注目される理由
体の調子が悪くなると、病院で薬をもらったり薬局で薬を買うことが普通です。しかし、薬には副作用や耐性菌などの問題があります。また、薬を飲んでも一時的に症状を緩和させることはできても、根本的な解決にはならないこともあります。
特に現代では、身体の大きな不調よりも、小さな症状やストレスを抱える人が増えています。共働きの家庭が増えているため、特に女性は働き盛りで家事や育児、生理やホルモンバランスの乱れ、妊娠・出産、更年期などで身体も心も疲れて免疫力が低下している人が多いのが現状です。
そのため、近年体の内側から整える、フィトセラピーが注目されています。
3.フィトセラピー5つの用法
(1)アロマテラピー
「精油(エッセンシャルオイル)」という植物から取れる香り成分を使って、自然療法の一つとして美容や健康に役立てることができます。心と体の健康を増進させたり、病気の予防をするために使われます。また、ダイエットやスキンケアにも効果的な精油がありますので、美容の面でも利用されます。
(2)バッチフラワー(『フラワーエッセンス』)
植物が持つエネルギーをエッセンスという形で取り入れて、気分の改善を図ることができる療法です。イギリスで生まれた自然療法で、海外では病院で代替医療としても使われています。
(3)ハーブティ
ハーブの有効成分を体内に取り入れることができる手軽で簡単な方法です。ハーブティを飲むことでストレスを軽減したり、ホルモンバランスを整える効果があります。心と体の不調を癒す手段の一つとして利用されています。
(4)ハーブチンキ
アルコール度数の高いお酒にハーブを漬けることで有効成分を効率よく抽出したものです。チンキ剤やハーブティンクチャーとも呼ばれています。日本ではまだあまり知られていませんが、欧米では一般的に浸透しており、ドラッグストアでも購入することができます。
(5)アーユルヴェーダ
インド・スリランカで生まれた伝統医学の一つです。5000年以上の歴史を持ち、病気の症状を取り除くのではなく、健康や若さを保つことを目的とした予防医学です。世界で三大医学の一つとして知られています。
4.おわりに
いかがでしたか?今回は、心身の不調に効く植物療法(フィトセラピー)について解説しました。
病院に行くまでもないけど、なんとなくだるい。
そんな不調に、ハーブティーなどフィトセラピーを試してみてはいかがでしょうか。
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