アーユルヴェーダにおける概念"ドーシャ"とは
インドの伝統医学であるアーユルヴェーダには、身体と精神の特性を説明するために使われる概念として、"ドーシャ"があります。
日本でも、アロママッサージやヨガなどで使われているドーシャ。みなさんご存じでしょうか。
今回は、ドーシャについてご紹介します!
1,アーユルヴェーダとは
インド発祥の伝統医学であるアーユルヴェーダは、サンスクリット語で「生命の科学」または「生命の知識」を意味します。
「アーユス(Ayus)」は「生命」、「ヴェーダ(Veda)」は「知識」を意味するアーユルヴェーダは、人間を身体・心・精神の総和と捉え、全体的な健康を目指します。
この後ご紹介しますが、アーユルヴェーダとハーブは深く関係しているんです。詳しくはこちらの記事にも書いていますので、ぜひ読んでみてください!
2,アーユルヴェーダの概念・ドーシャ
ドーシャ(Dosha)は、アーユルヴェーダにおいて、身体と精神の特性を説明するために使われる概念。前述の通り、人間を身体・心・精神の総和と捉え、全体的な健康を目指すアーユルヴェーダでは、個々の体質やドーシャ(ヴァータ、ピッタ、カファ)のバランスを考慮した食事やハーブによる自然な治療法を提供します。
ヨガや瞑想はアーユルヴェーダと深く関係しており、これらはドーシャのバランスを整え、心身の調和を図ることが目的とされています。
その他にも近年の健康志向や自然療法への関心の高まりから、日本でもアーユルヴェーダ、そしてドーシャが注目されているんです。
3,3つのドーシャとその特徴
アーユルヴェーダでは、すべての人は3つのドーシャの組み合わせによって特徴付けられると考えられています。
3つのドーシャ、みなさんはどれに当てはまるでしょうか?
・カファ(Kapha)
水と地を象徴し、安定と構造を司ります。カパが強い人は、落ち着いていて忍耐力がありますが、怠惰になりがち。
・ヴァータ(Vata)
風と空を象徴し、動きと変化を司ります。ヴァータが強い人は、創造力豊かで活動的ですが、不安や不規則性にも悩まされやすい。
・ピッタ(Pitta)
火と水を象徴し、消化と代謝を司ります。ピッタが強い人は、情熱的で決断力がありますが、怒りや苛立ちも感じやすい。
アーユルヴェーダでは、健康とはこれらのドーシャのバランスが取れている状態であり、病気や不調はドーシャのバランスが崩れたときに生じるとされています。それぞれのドーシャをバランスよく保つために、食事、運動、生活習慣の調整が必要とされています。
4,個人の健康や性格とドーシャの関係
各ドーシャは、それぞれ異なる体質や性格を表し、個人の健康や性格に影響を与えるとされています。以下にそれぞれの特徴を説明します。
○ ヴァータ
• エレメント: 空気とエーテル
• 身体的特徴: 細身、冷えやすい、乾燥肌、動きが速い
• 性格的特徴: 創造的、エネルギッシュ、柔軟性がある、不安定、心配性
• バランスが取れているとき: 活発、迅速な思考、適応力がある
• バランスが崩れるとき: 不安、疲労、不眠症、便秘
○ ピッタ
• エレメント: 火と水
• 身体的特徴: 中肉中背、肌が温かい、脂性肌
• 性格的特徴: 知的、リーダーシップがある、決断力がある、怒りっぽい
• バランスが取れているとき: 知識欲、規律正しい、良い消化力
• バランスが崩れるとき: 怒り、苛立ち、炎症、胃の不調
○ カファ
• エレメント: 水と地
• 身体的特徴: がっしりとした体格、肌がしっとりしている、冷えに強い
• 性格的特徴: 穏やか、忍耐強い、親切、怠惰
• バランスが取れているとき: 安定、忍耐強い、思いやりがある
• バランスが崩れるとき: 鈍感、怠惰、過体重、粘液過多
5, おわりに
いかがでしたか?今回は、アーユルヴェーダにおける概念"ドーシャ"についてご紹介しました。
次回から、それぞれのドーシャにおすすめのハーブをご紹介します!ぜひ読んだみてください!
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