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ワーキングメモリには、言語性ワーキングメモリと視空間性ワーキングメモリがある。
ワーキングメモリのメカニズム
ワーキングメモリのメカニズムについて、最も代表的なものとしてBaddeley & Hitch(1974)のモデルが挙げられます。
このモデルでは、ワーキングメモリは、言語的短期記憶(音韻ループ)、視空間的短期記憶(視空間スケッチパッド)、中央実行系の3つのコンポーネントから構成されるシステムとして捉えられています(図)。
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記憶したい情報の種類によって短期記憶の保存方法は異なる
言語的短期記憶は音声で表現される情報(数、単語、文章など)を保持します。例えば、パスワードを入力する前に暗唱する際に用いられます。それに対して、視空間的短期記憶は視空間情報(イメージ、絵、位置情報など)を保持します。
言語的短期記憶と中央実行系の機能を合わせて、言語性ワーキングメモリと呼び、視空間的短期記憶と中央実行系の機能を合わせて、視空間性ワーキングメモリと呼びます。
この中央実行系は、言語的短期記憶や視空間的短期記憶に注意を向けて、その短期記憶を操作したり、更新したりする機能と考えられています。
(引用元)
https://hama8.hiroshima-u.ac.jp/workingmemory
カンデル神経科学第2版 p.1308
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