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英語教師としての夏目漱石~新宿区立漱石山房記念館訪問記~
私にとって、夏目漱石は、作家としての存在もそうですが、英語教員としての存在も非常に興味を感じている人物です。
きっかけはこの書です。
23年前に読んだのですが、夏目漱石の人物像がより鮮明になるエピソードが多く、文学作品の面白さも増しました。
ということで、新宿区立漱石山房記念館休日を訪問してきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1680433368595-EB5A5ml4XO.jpg?width=1200)
記念館に入ってすぐ右手にある「ブックカフェ」コーナーでは、館内のカフェで注文した飲み物やお菓子をいただきながら、漱石の作品を読めます。
私は入館直後から2時間ほど、ここで本を読んで過ごしました。
館内のカフェ「CAFE SOSEKI」で「空也最中」とホットのカフェラテのセットをいただいたのですが、いずれも抜群にうまかったです。
私はカフェに立ち寄るとかなりの確率でカフェラテを注文するのですが、ここのカフェラテは1位2位を争うおいしさでした。
参考まで、この記念館にある「CAFE SOSEKI」は、入館料支払わなくてもカフェだけ利用できます。
私が滞在していた時間でも、カフェだけ利用するお客さんがかなりの割合でいらっしゃいました。
入館料300円で通常展と特別展をみれるのですが、スペースも広く、かなり贅沢な空間でした。
パネルで表示されていた漱石の有名な作品から引用されていた言葉は改めて響くものばかりでした。
施設の中でくぎ付けになったのは、「漱石山房再現展示室」の書斎です。
写真撮影可だったのですが、ネット上へのアップについては微妙な感じでしたので、ここでの公開は控えます。
あのスペースで文学作品の創造に励んでいたのかと思うと、感動しました。
詳しくはホームページでご覧になるか、直接、記念館に足を運んでみてみてください。必見です。
入館料を支払わず見られる導入展示では漱石の人生を容易に振り替えられるパネルがあり、この展示だけで漱石の魅力を十分感じられます。
地下には図書室もあり、漱石の作品だけでなく、漱石に関するあらゆる書籍をじっくり読めます。
帰り間際、「CAFE SOSEKI」でもう一杯カフェラテを注文して、もう一息ついてから帰りました。
ちなみに、この日読んだ書籍は、『坊っちゃん』と上記の『英語教師夏目漱石』です。
『英語教師夏目漱石』はひっさしぶりに読んだのですが、英語教育に対する漱石の有益なコメントが多く、メモもたくさんとりました。
この本を読むために記念館を訪問した、と言っても過言ではないほど、滞在中かなりの時間をこの本を読むために費やしました。
広いスペースにおいしい飲み物に興味をそそる書籍。
ストレス解消に最適なスペースでした。
また、明治期の英語教育から学ぶことは多い。
明治期も西洋に追い付け追い越せで英語の習得に力を入れていた時代ですが、そのころの情勢、英語教育に対する問題点、識者の指摘・見解は、今と大きく変わりませんでした。
日本の英語教育は、進化しているようで堂々巡りをしている、解決したい問題の解決策が見つからず、改善を施しながら、前進を試みている。
そう感じました。
次は、漱石の作品を味わうためにこの記念館を訪問し、おいしい飲み物をいただきながらじっくり過ごしたいと思いました。
![](https://assets.st-note.com/img/1680448887243-MfDChmfpeX.jpg?width=1200)
次に行った時は、「私の個人主義」や随想を読んで、より夏目漱石個人の考えに迫りたいと思います。
漱石先生、お邪魔いたしました。またうかがいます。