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「老人と海」 ヘミングウェイ 

先日、ヘミングウェイの「老人と海」を読みました。

この本はノーベル文学賞を受賞している作品です。

中田敦彦のYouTube大学で紹介されており、ページ数も少なく、手頃に読めるかなと思い、読んでみようと思いました。


あらすじ

キューバの漁村に住むサンティアーゴ(老人)とマノーリン(若者)。

老人は何日の釣果も無い日が84日間も続きました。

服はボロボロ、体は痩せ細り、古傷だらけ。

そんな老人を若者は悲しく思います。

それでも諦めない、老人は85日目の漁に出ることに。

そこで、未だかつて見た事も、聞いた事もない大物の魚が。

老人と魚、海との壮絶な戦いが始まります。

感想

この本を読んで感じた率直な感想は、この本がなんでノーベル文学賞を
受賞したのだろうという疑問でした。

あらすじだけ、読んだらただ老人と魚が死闘を繰り広げるだけの小説です。
正直、この作品の魅力や面白さが理解できませんでした。

ただ、翻訳された越前敏弥さんの解説を読んで。
その感想が変化してきました。

ヘミングウェイの事を簡単に調べてみると、戦争、世界恐慌、父親の自殺、複数の女性との交際など、様々な体験を自分の作品に投影しているということがわかりました。

この「老人と海」はヘミングウェイが自殺する9年前に発表されています。
ヘミングウェイの人生がこの作品には込められている。そう感じます。

僕がこの本を読んで、得たものは、
今までの自分の人生経験だけではうまく表現できません。

でも老人の最後まで諦めない心。
魚や自然、自分の体にまで感謝するその姿勢。
この小説を書いたヘミングウェイの生き方に感銘を受けました。

自分がこの先の人生で経験する様々な体験が
この作品をさらに、魅力的にしてくれると思います。

なので、さらに年を重ねてから、読んでみようと思います。

まとめ

今回は老人と海の感想を簡単ですが、書かせてもらいました。

この本は難しいという、印象があるかもしれませんが、
ページ数的にはとても短く、120P程度しかありません。

ノーベル文学賞を受賞した作品を読んでみたい方。
ヘミングウェイの生き方に興味がある方。
とりあえず、読んでみようという方。

是非読んでみてください。




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