イベントレポ いまさら聞けないアパレル生産管理の話
熱かった、マジ熱かった。今日のKaty本気勉強モードでした。
座波ケニアさんのトークセミナー「いまさら聞けないアパレル生産管理の話」
一番乗りで会場入りして、いっちゃん前を陣取り、写真撮りまくってパソコンパチパチしまくってしまいました。
熱すぎる、やばい今日中にアップできないかもしれない、ので帰り着く前に寄り道しております。(終わらないので一旦帰宅して焦って書いている)
でははじめま〜す!!
今日のイベント(セミナー)はアパレルの生産管理について。
登壇者はこちら
そもそも彼女の職業でもある、アパレルの生産管理って一言でいうとどんなお仕事なのか??
服飾ブランドが「この商品を作る!」って決めたら・・・
その洋服の材料を集めてきて、
縫ってくれる工場に送って、
納期決めて、
縫ってあがってきたサンプルをちゃんと指示通りになってるか確認して、
本格的に製品として仕上げてもらって、
納期までにちゃんと納品してもらうお仕事。
みんなが普段着ている洋服、こんな風にできあがってるって知ってた??
座波さん曰くアパレルの生産管理は「いろんなプロフェッショナルを相手にする仕事、さらにいうとハブ係」なんだそうです。
いろんなプロフェッショナルというのは
例えば洋服を企画するプロフェッショナル、デザインするプロフェッショナル、洋服を縫うのに使う布を作るプロフェッショナル、縫製工場の職人(工員)さんもプロフェッショナル、そんなこんないろ〜んなアパレルにかかわるプロフェッショナルたちのこと。
そのプロフェッショナルたちがうまいことお仕事してひとつの製品にしたてあげるためのハブ係という意味ですね。
何で生産管理という職業が必要??
洋服1着を作るのにものすごい分業が進んでいるから、なんです。
布作る人、布染める人、ボタンとか裏地とかパーツにかかわる人、縫製する人、それだけじゃない、洋服を企画する人、そして小売店のお店に並ぶまでにものすごい分業されているのでそれをまとめる役が必要なんです。
じゃあ、生産管理で気をつけることってなんだろう??
なんだか、すごい役回りっぽいなと思ったあなた、生産管理って仕事に興味がわいたあなた。わたしはかつてアパレル業界にあこがれを持ってました。でも生産管理って職業は知りませんでした。
生産管理で気をつけることって何でしょうか??
座波さんは7つのポイントがあると言います。これから解説します。
1.言葉のすりあわせを
一つの洋服を作るにも、あらゆる立場の人がかかわっている。その人によって言葉の定義がそれぞれに違うかもしれない。アパレル業界は専門用語がとても多い業界だ、さらにで東と西(東日本と西日本)でも言葉の意味が違ったりする。大事故(行き違いで間違った製品に仕上がってくるようなこと)になることを防ぐためにわからないことは『これってどういう意味ですか??』と聞くべきだ。
方言でいうと、栃木では『後ろ』のことを『裏』という。見事にこの方言で失敗したことがあった。
なるほど、日本語を話すからといって日本国内すべてが自分の使う日本語が共通言語だと認識するのは日本国内津々浦々をフィールドにする生産管理という職業では通用しないのだ。
2.言った言わないを無くす
議事録を残す。お互いを守るために議事録を残しておく。
相手に「信じてくれないのかな?」と思われるのであくまでこっそりと、しかし、必要な情報を残すことはお互いのために重要です。
言った言わないの不毛さはすごい、でも、お互いに注視すべきはゴールであり、納期だ。
相手を尊重する座波さんは、あくまで相手の気持ちを考えてこっそりと議事録を残しておくのだそうだ。
座波さんはとても仕事相手を尊重している、話を伺ううちにどんどん彼女の人となりがわかっていく。
3.言った、書いた、からと安心しない
書いたから、言ったからが大事ではない。どういう風に伝わっているか最後まで追いかける。「言いましたよね〜、伝えましたよね〜」ではない。
だんだん座波さんの人柄がにじみ出てきて、本当に相手を尊重した仕事ぶりが伺える。一体7つのポイント全部おさえたらどれだけファンがふえていくのだろうか、やっぱりTwitterでのフォロワーの多さは「お人柄」だし、仕事をしていく上でもやはり「お人柄」なのだと・・・(まだもう少し続く7つのポイント。もう少し7つのポイントについておつきあいしてね)
4.期日を曖昧にしない
「来週中」「今週中」とは言わない。日にちを確実に○月○日と提示する。「この日までに」があるとないとでは相手の動きが変わる。今週中と言って自分は今週金曜までのつもりでも相手はもしかしたら今週日曜日までのつもりかもしれない。そしていつまでに何がどこに欲しいのか、きちんと設定する。
「今日中に」と一言で言っても今日は24時間ある。
確かに、日本人特有の?おもんばかる文化の名残なのか、日本の人々はとにかく曖昧にする。わたしもそうだ。そして結果的にエライコッチャになってしまい後々相手に迷惑をかけることになってしまうわたし・・・ミミが痛い。とても痛いぞ。
5.目的ゴールを明確化する
そもそも何でその日までに必要なのか?相手に流れがわかるように伝えておくことが必要。例えば2次加工にこのくらい必要で、その後にこれがあって・・・を教えないと何のために自分たちが動いているかがわからない。お互いに目的とゴールが明確な方が動きやすい。「○○だから納期はこの日」というゴールの明確化。
たしかにそうだ、自分都合で相手を動かすのではない。座波さんは仕事相手の動きやすさを追求してどのように伝え、動くことが一番よいのか、相手目線でモノが考えられる人なのだ。そう、つい、自分目線だけになりがち・・・よね。
6.あくまで自責、他を疑わず自分を疑え
問題が起こったときは「自分の伝え方が悪かったんだ」と考え「じゃあ次はA社と仕事するときはこういうカイゼンをしてみよう」という考え方に持っていこう。失敗したことを落ち込むのではない。「あの人が、あの工場が・・・」と責任を押しつけるのではなく、最後は自責だと考えよう。
人のせいにするくらいなら自分で動け!
だんだん座波さんがイケメンに見えてきたのはわたしだけではあるまい。
(取り合えず7つ目まではいってみようと思うw)
7.それでも人間なのでミスは起こる、そのときはまず先に謝る!
みんな同じ立場だ。みんなどこかで必ずミスをする。そう考えて、相手がミスをしても責めることばかりを考えない。そして自分がミスをしたときはまず謝る!謝れない人が多いが自分から歩み寄った方が確実によい関係が築ける。
ここまできて、気がついた人も多いと思うがアパレルの生産管理はもはやアパレルの生産管理にとどまっていない。若干意味不明かもしれないが、どんな人間関係においても共通して言えることを座波さんはやっているのだ。
そして気がつけば12時前ではないか・・・
わたしの #毎日note のチャレンジは今日は座波さんのセミナーを書くのだと公言してきたので一旦ここで投稿することにします。(自分都合で大変申し訳ない・・・)
まだまだ続きはてんこ盛りで後半戦に突入します。
実は後半戦の #アパレル生産管理死亡かるた の解説が面白かったりするのでちょっと温めてまた第二弾を投下しようと思います。
追記・・・そう、興奮冷めやらずで続編note書きました。
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