映画 『世界残酷物語』
大量消費社会を批判できた時代
わ20世紀にあった様々な風習、文化、風俗などをしりとり的につなぐ映画。世界の様々な場所で撮られている、当時の空気を伝えるドキュメント。犬肉の提供、牛の首の切断など軽くショックを受ける映像あり。
大量消費社会と世界同時進行の情報開示に、すっかり慣れてしまった世界では、このような映画を作ってもヒットすることはないと思う。情報のだし方が上手くなった世界では、人類の自らの立ち位置を(娯楽)として語る事が難しい。
この映画の中の東京のサラリーマンたち、女性に汗を拭いてもらい、運動で疲れた身体を洗ってもらっている。それなり男性だけが幸せだった時代。1970年代の日本の幸福は、男性が寡占していた感じ。