「一条工務店を選ばなかった理由5選」を見ての感想と考察
先日、Youtubeのオススメに以下の動画が流れてきました。
一条の注文住宅(i-smile)を購入した身としては気になる内容です。今回はこの動画で挙げられた理由について、自身の所感を述べていきます。
上記の内容が伝われば幸いです。ぜひ最後までお読みください!
1.5つの理由に対する見解
さて、早速ですが動画内で挙げられている5つの理由についてまとめていきます。実際の理由は以下の通り。
さっそく1つずつ見ていきましょう。
①一条ルールの縛りがキツかった
まず「一条ルール」とは何ぞやって話ですが、
動画によると、「高い断熱性能・耐震性能を担保するために存在するルール」とのことです。
具体的には、
が挙げられていました。
まずはごめんなさい。
私自身、このルールの存在を知りませんでした。言われてみて初めて、「あー壁のことかな?」と気づいたくらい。
家の間取りも、いくつかある間取りサンプルの中から、条件に合う間取りを選んだ感じなので、ここで揉めるってことがなかったです。
この後にも書きますが、自分達で自由に間取りを決めたい!といったデザインやレイアウトに拘りのある方には、オススメできないよな〜と動画を見ていて思いました。
②住宅設備の大半が自社商品
動画では「キッチン、カップボード、外壁」などが一条のオリジナル商品であることを理由として挙げていました。
うーん。これもこだわりがない私としては、別によくね?な理由でした。
ちなみに、他社製品を選択することもできるのですが、割高になってしまいます。予算を重視するなら、オリジナル商品を選択することになりますね。そこが家にこだわりがある人には許せないポイントなんだと感じます。
③値引きが一切ない
動画では、紹介特典はモデルハウス見学前に申請しないともらえないとのことでした。また、値引きについても基本応じてもらえないとのこと。
我が家は購入当時にやってたキャンペーンを利用し、設備のグレードアップをやってもらいました(ガラスの三重構造だったかな?)。でも、確かに大きな値引きはそれくらいでしたね。
他のメーカーはどうなんですかね?購入者としては値引きがあると嬉しいですが、それなら最初から引いた額で出してよとは思います。
なお、一条が担当する建物側は値引きがなかったですが、別の業者が担当するエクステリアは値引きしてもらえました(駐車場の工事ですね)。念の為書いておきますね。
④網戸がオプション
動画主は窓を空けて風を取り込みたいとのことで、虫が入るのが嫌だから網戸がほしかったんだと思います。
気持ちはわかるのですが、一条の「うるケア」という全加湿・換気システムがあるので、別に窓を開ける必要なくね?というのが私の意見です。
⑤他の人と被る
これもオリジナリティを重視するが故の理由ですね。
確かに家を建ててから、「これって一条の家だよな」と気づくことが増えました。外観が似るので、一目でわかります。
なので、「人と被りたくない」という人には、オススメできないですね。個性は出せないので。。。
* * *
総括すると、家にこだわりがある人には向かないですね。
反対に、デザインとかは重視せず、性能や災害時の安心さを重視する方は、選択肢としてありだと感じました。私はそっち派です。
2.住んでみた感想
早いもので、家を建ててから3年が経ちました。
住んでみると、いろいろと思うことがあるので次はそれを書いていきます。
①冬は快適、夏は暑い
高気密・高断熱+床暖房により、冬はマジで快適に過ごせます。この記事を書いているのは1/12の冬真っ只中ですが、毛布1枚で寝れますし、家の中では裸足で生活してます。私の実家では考えられない状況です。クッソ寒いので。。。
やはりエアコンを使わないので、空気が乾燥しないのと、追加で暖房器具を使う必要がないのがいいですね。冬は本当に生活しやすいと思います。
それに対し、高気密・高断熱の功罪として夏はめちゃくちゃ暑いです。熱が籠ります。エアコンを入れないと、死の危険があります。私の書斎はエアコンがないのですが、夏場は室温が34℃とかになりますからね。
なので、夏場はエアコンが必須だと思っておいてください。
②所々に施工ミス?が目立つが、サポートは手厚い
入居して1年は、施工に関して細かい部分で気になる点がありました。例えば、
などですね。ただし、専用のアプリで状況を報告すると、すぐに対応してもらえました。どれも1週間以内には業者の方が来てくれて、直してもらえてましたね。
施工状態は、やはり現場監督の影響もあると思うので、一概には言えませんが、サポートはしっかりしていると感じます。
③メンテナンスは大変
家の引き渡し時に、分厚いマニュアルと工具一式を渡されました。
具体的にどのような作業が必要かというと、
など。メンテナンス時期はバラバラですが、やらないと設備の寿命を縮めることになるので、基本やるべきです。なお、業者に依頼することもできますが、出張費用が掛かるため、自分たちでやった方が安上がりです。
* * *
一部、住んでみないとわからないデメリットも挙げました。
長期的な目線で見ると、やはりメンテナンス箇所が多いことがネックですね。例えばナノイーは天井にあるため、脚立を使っての取り外し作業があります。今は30代なので問題ないですが、今後20年、30年と住み続ける中で高所作業が大変になってきますね。そのときにどうするか(業者を呼ぶのか、それとも自分たちで頑張るのか)は考えなければならない課題だと感じています。
3.周りはどうしているのか?
最後に、私の周りはどのメーカーを選んでいるか、簡単にまとめます。
まず実家です。もう15年近く前ですが、当時は一条を検討したようです。しかし、最終的に地元の工務店に依頼しました。これは性能云々ではなく、田舎なので近所づきあいもあってとのことでした。
と思われた方、奇遇ですね。私も同じことを考えてました。実際、実家は断熱性能が低くて冬場はめちゃくちゃ寒いですし、一条ルールの仕様以上に意味の分からない場所に不自然な柱があったりします。間取りにも違和感があります。将来的にそんな家を相続されても、、、って感じなので、今から憂鬱です。はい、これは余談です。
次に会社の同僚ですが、こちらも一条を検討したようですが、要望通りの間取りとならず、別のハウスメーカーに依頼したとのことでした。
彼は車が趣味で、雨の日に車から降りても濡れないようにビルドインガレージで作りたいと話していました。しかし、それを一条の営業担当に伝えたところできないといわれたため候補から外れたそうです。
やはり、設計の自由度は低いなと感じます。こういうこだわりがある人は一条は合わないと感じますね。
最後にこちらも会社関係の方ですが、こちらも一条を検討し、最終的に一条に決めたそうです。
決め手は「高気密・高断熱」で過ごしやすそうな点と、災害に強い点と話していました。ここは私と一緒ですね。
雑談の中で印象的だったのは、住宅展示場では、価格帯ごとに3社は回ったという点ですね。
例えば、価格を「高・中・低」と分けるなら、高は積水ハウス、中は一条工務店、低は低価格の建売といった具合ですね。それぞれを回る中で、自分が納得できるクオリティのところで決めたと話をしていました。
人によっては、とりあえず住めればいいという、私の友人のようなタイプもいるので、どこに落としどころを付けるかが重要ってことでしょうか。
以上、参考になれば幸いです。
4.終わりに
今回は、一条工務店で建てた私が感じたことをまとめてみました。上記の動画は、現状を分析する上でいいきっかけになりました。
最後にまとめると、一条工務店がオススメな方は、
ですかね。住宅の購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。