『3年かけてスキルを学ぶ』なんて、悠長なことは言っていられない
今の時代『3年かけて得たスキル』に対し、システムやAI(人工知能)は30秒で上回ってきます。
例えば、いま『デザイン』の世界でもこの波が来ています。
デザインをシステムに任せると、膨大な何千万というデザインのテンプレートから、最適なものを生み出してくるのです。
これは、人間が『3年かけてデザインスキルを身につけた』ことで出したデザインを上回ってきます。
つまり、3年のスキル習得が、機械の30秒に負ける可能性があるのです。
これは何を意味するのかというと、企業側(採用側)としては、もはや人を雇って仕事を振ることが減るということです。
システムの方が、お金がかからないし、質がいいからです。
一方で、求職者側(仕事を探す側)としては、『3年かけてスキルを習得しました』なんて悠長なことは言っていられないということです。
なぜなら、そのスキルはシステムに負けるからです。
いま、『日本国内で99%を占める中小企業』
この大半は、新卒を採用する余裕がありません。
『育てる』なんて悠長なことを言っていられないからです。
まさに、即戦力として、すぐに会社に貢献する人を求めています。
そこに『会社に入って3年ほどスキルを学んで・・・』と言っている場合ではないのです。
〜〜〜〜〜〜
では、自分たちは何をすればいいかです。
3点でまとめます。
1、
まず、知っておくべきことは、『3年かけて得たスキル』は、機械やAIが得意な分野だったら意味がない点です。
3年で計算が早くできるスキルを得ても、電卓がそれを上回るのと同じです。
『何かを学んでからでないと・スキルを得ないと』という、下積みの思考は捨てた方がいいです。
下積みは、機械に代替させておくべきことです。
せっかくテクノロジーの時代なのです。
もっと、別のことをした方がいい。
2、
次に、明るいニュースです。
『自分にスキルがなくても、全く問題ない』ことです。
先の例にあるように『デザインのスキル』は、機械とAIが得意です。自分にデザインのスキルがなくても全く問題ありません。
『デザインができる機械=システム』を、自分が使えばいいのです。
自分自身が勉強して何かのスキルを得ようとする努力を、すっ飛ばすことができること。これは極めて重要な視点です。
自信を失う必要はないのです。
『システムやテクノロジーを作るスキルは自分にはない・・・』
大丈夫です。あらゆる大経営者は、得意な人に任せているだけです。
経営者自身が、スキルを持っていなくても大丈夫です。
3、
過ごし方を真剣に考えないといけません。
これからは、なにが大切かを考えることです。
自分が取ろうとしている資格は、果たして意味があるのか。
自分が目指している会社は、果たして意味があるのか。
『勉強時間が長い=頭がいい』ではないことと一緒です。
真面目に努力をしたからといって、次の世代はその努力をしなくても過ごせる人たちが来ます。
意味のないことを懸命にやったとしても、世間が求めてないことならばそれを『努力』とは言えないのです。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?