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精神病院に強制入院、その後…

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産後クライシスで医療保護入院となった妻の退院後の話。実話です。
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#精神科

【その後8】妻から再び包丁を向けられた話、精神疾患によって起こる『負の連鎖』は超絶ヘビー…

★このマガジンの説明・記事一覧 「精神病院に強制入院、その後…について」 前回書いた通り、妻を実家に帰した。 次の通院まで…ということで2週間ばかし。2週間、実家でゆっくりできたようで、妻は少し元気なって帰ってきたが、僕はちょっとグッタリ。 もうちょっと離れていたい… あんまりグダグダ言うのもアレだが、どっと疲れてしまった。精神疾患の家族を支えるのは簡単ではないんだな、と実感。「どちらかの一方的な犠牲や我慢は良くないな」と心底思った。 色んな本やガイドラインみたいなの

【その後7】精神疾患の妻と一緒にいるのに限界を感じ始めているぞ、という話

★このマガジンの説明・記事一覧 「精神病院に強制入院、その後…について」 相変わらず妻の調子は悪い。 希死念慮も強いし、食欲もないし、起きるのもやっと、という感じ。 病院からは再入院も勧められている。 妻は入院を嫌がっているが、今は静養が必要なのだろう。 でも、僕も辛い。 調子の悪い妻を見続けてだいぶ経つ。 暗い表情でネガティブなことしか言わず、何もできない状態の妻、暖かく見守る、支える夫は僕には向いていない。限界を感じ始めている。 疲れた… 正直「いつまでも同じ

【その後6】精神疾患の妻が就職⇒4日でやめてしまい、それを責めてしまった話

★このマガジンの説明・記事一覧 「精神病院に強制入院、その後…について」 妻が仕事を辞めてきた。 就業から4日。「ダメそうだったら、ヒョイッとやめればいい」と思っていたが、予想以上に早かった。 妻の話をまとめると、こんな感じ。 ■妻が仕事を辞めた理由 ・面接で土曜出勤は月2日と言われていたが、実際は4日ある ・仕事中にアカシジア(手足の震え)が出てしまった ・職場の人や雰囲気は良かったが、周囲の熱量についていけないと感じた わずか4日の就業だったが、妻は無理をした。

【その後5】妻が就職、良い会社そうだし幸福になってほしいなぁ…という話

★このマガジンの説明・記事一覧 「精神病院に強制入院、その後…について」 妻が退院してから4ヶ月経過。 妻の状態は…起き上がるのも辛い日もあるし、希死念慮もある。また、先日はアカシジア(手足がムズムズして落ち着いていられなくなる症状)も出てきたので、ピベリデンという薬も頓服で飲むことになった。 入院前の状態と比較すると、今の妻とは会話できるし、ワケのわからない騒ぎになって警察呼ばれる…みたいなこともない。 しかし、鬱状態はいつ晴れるのか…少し元気な時も増えた気もするが

【その後4】精神病院から退院して3ヶ月、妻はヘビーな鬱状態

★このマガジンの説明・記事一覧 「精神病院に強制入院、その後…について」 妻が精神病院から退院して、もうすぐ3ヶ月。 閉鎖病棟に入院していたのが遠い過去に感じる。この3ヶ月、児相に一時保護されていた長男が帰ってきたり、色んなことがあった。 退院後3ヶ月の妻の様子はこんな感じ。 ■退院後3ヶ月経った妻の様子 ・基本的に鬱状態、起き上がるのも辛い ・時おり、入院時の辛さを訴える ・「入院前の方が調子が良かった」と発言 ・「生きてるのが辛い、死にたい」と発言 ・児相や警察か

【その後2】精神疾患にかかった本人や家族が医療に繋がるのは難しいよねって話

★このマガジンの説明・記事一覧 「精神病院に強制入院、その後…について」 今日で妻が退院してから1週間。 退院後1週間の妻の様子については、昨日の「【その後1】精神病院から退院して1週間、妻の様子まとめ」でも書いたが、本当に落ち着いた。 ただし、電気治療の影響なのか一時的な記憶障害が出ていたり、服薬しているオランザピンのせいか眠気が強かったり、食欲が増していたり、常にボーっとしているため、「退院したから、体調バッチリです!」という感じではない。 ▲薬のせいか、妻は眠そう

【その後1】精神病院から退院して1週間、妻の様子まとめ

★このマガジンの説明・記事一覧 「精神病院に強制入院、その後…について」 明日で妻が精神病院から退院して1週間になる。 入院前と比較して妻は本当に落ち着いた。 無けいれん性通電療法や、服薬しているオランザピン(抗精神薬)の作用もあってか、以前の記事「強制入院20日目:産褥期精神病と診断された、妻の症状まとめ」でまとめているような症状は出ていない。 しかし、不安ゼロというワケではない。 今後の治療の役に立つかもしれないので、退院後1週間の妻の様子、気になったことをまとめた