知って得する海藻の栄養素→ラミニン、ホモベタインなど…
こんにちは。管理栄養士×パーソナルトレーナーの木村圭吾です。
優れた整腸効果を持つ海藻は1日25g程度の摂取が勧められています。しかしこれを達成している人は少ないのが現状です。
実はあまり聞き馴染みのない栄養素もたくさん含まれています。
ただの食物繊維やミネラルだけではなく、意外と知らない海藻類の栄養素を知り、普段食べていない人は食べようと思ってくれたり、普段食べている人は今よりもっと食べて得してる!と思ってくれたりしたら嬉しいです。
1.海藻の種類いくつ言える?種類別それぞれの効果!
海藻は色などの特徴によって3種類に分けることができます。
それぞれ含まれている栄養素にも特徴があります。
①緑藻類
あおのり、あおさ、など
ジメチルサルファイド
胃潰瘍の予防効果が期待されています。
②褐藻類
こんぶ、わかめ、ひじき、もずく、など
一番よく食べられている海藻類ですね。含まれている栄養素とその効果としては、
フコダイン
食物繊維の一種で、ヘルパーT細胞、ナチュラルキラー細胞、マクロファージなど、免疫機能に深く関わるこれらの細胞を活性化してくれます。
アルギン酸
特にこんぶとわかめに含まれている食物繊維の一種です。加工食品に粘り気を与えたり、安定されるために使われたりします。
腸内環境を整える効果や血中のコレステロールを低下させる作用があります。
ラミニン
これはアミノ酸の一種で、血圧を下げる作用が期待できます。
③紅藻類
てんぐさ、とさかのり、など
てんぐさはところてんの原料の海藻です。寒天を作るのにも使われたりします。とさかのりは刺身の盛り合わせとかに乗ってる赤くてコリコリした触感の海藻ですね。
フラノン
動物実験によって抗腫瘍効果というがんの増殖を抑える効果がありことが分かっている成分です。
ポルフィラン
紅藻の一種であるあまのりに含まれる栄養素でこれも抗腫瘍効果があるとされています。
ホモベタイン
褐藻にも含まれていて、コレステロールを下げる効果が期待できます。
聞いたこともない栄養素が含まれているのを知ったら何だか得した気分になりますよね!
2.食物繊維とビタミンミネラルと○○と○○と…
豊富な食物繊維、ビタミンA、B1、B2、C、ナイアシン、パントテン酸…ミネラルではカルシウム、鉄、ヨウ素、カリウムなどが含まれている、しかも低カロリーなのが海藻…
というのはよく言われることですが、しかしこれだけではありません。
タウリンという成分を聞いたことはありますか?元気の源!的な紹介をされるやつです。
これはアミノ酸の一種で、海藻にも含まれており、血中コレステロールを下げたり、中性脂肪を低下させたり、視力を向上させたり、他にも脳の発育向上、胆石予防、肝臓機能の改善などさまざまな作用があります。
これだけいろんな作用があったら元気にもなりますよね…
また、イコサペンタエン酸という脂肪酸の一種も含まれており、血中の中性脂肪を低下させる効果もあるのです。
3.まとめ
海藻には
・まだ知らない栄養素がたくさんあった!
今回伝えたいのはこの一点でした笑
しかしこれを打ち砕くような記事も書いています。
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