【88】一進一退の攻防5年目
ミニマリストもどきの暮らしが始まって5年。
教科書通りに可能な範囲の整えは終わっている。
若干怪しいところも正直あるものの
物への執着もほとんどなくなっている
本当に必要なものを見極めるとか
そういったカッコいい感じではないが
おおよそ自分が生きていくのに必要な最低限は
理解しているつもりだ。
あったらいいなはまだまだある
青天井で欲しいと思ったら欲しいものだらけだ。
でも
「あったらいいな」
は
「なくてもいい」。
「なきゃいけないものが」
が
「本当に必要なもの」
それが分かる。
だから
何か欲しいものがあったとしても
衝動買いはほとんどない。
そもそもなんで欲しいのか
何に使うのか
どのくらい使うのか
そう考える時間が増えるほど
買う気がなくなってきて
買う気がなくならなかったものは
胸を張って購入するような流れ。
これは新しいものを買う時のこと。
既存の物をどうするかで
長期に渡って白星を挙げられない分野がある。
「紙」だ。
令和3年9月現在。
紙に苦しめられている。
というか
一人で苦しんでいる。
紙は何も悪くない。
紙を細分化しての対処の流れを考え直してみる。
・チラシ→即手放し。テーブルに置かれることは無い。
・公文書、契約書関係→期限など確認してファイリング。分散されることはない。
・説明書→即手放し。ネットで見れる。
・勉強関係→☆勝てない相手。
私は勉強関係の書類との闘いを継続している。
専門書、それに続くプリント関係。
これがとにかく強い。
のではなく
私が弱い。
単純に考えると
専門書はお金を出せば何回も買えるだろうし
友達から借りることも出来るだろうし
電子書籍にすれば場所も取らないだろうし
答えは分かっていて、とてもシンプル。
なのにも関わらず
手放すことが出来ない。
何年も読まない紙をこれからの自分は読むことはあるのだろうか
「無いんだ。気づけ自分!」
手放せないものに対しての人間の心理を聞いたことがある。
「自分がなりたい自分への執着」
らしい。
確かに、無意識化で
自分は何か特別で、大器晩成の隠れハイスペックで
困っている人を格好よく助けられるようなことを考えながら
今の仕事を志した訳だが
現実は何も知らないし
学んだことを現場で生かすことも難しい
机上の知識をひけらかし
日常の忙しさと
日々低下する体力にて
自己研鑽に励む取り組みは欠如している。
そんなことだって分かっている。
じゃあどうするか。
自分の出来る範囲で
自分の余裕のある範囲でも
少しずつやっていくしかない。
そんなことを考えて
行動に移そうとしての実際の動き方は
「一日一枚目を通して手放す」
「手放すことが確定しているから、必ず覚える」
これだけ。
私は、一日一枚
捨てられないプリントに目を通し
断腸の思いで手放す。
「別に手放さなくてもよくね?」
それはその通り
人と物との関係性は
その人によって異なる。
でも自分は、物をあまり持たない暮らしをすることで
昔よりはマシになった。
今まで考えなかったことを考えるようになった。
ネガティブなメンタルの幾分かはマシになった。
メリットの方が多かった。
減らせばいいというものではない
でも
減らした先にある自分はどんなだろうか
と期待する。
紙に関しては
手放そうとしなかったら
きっとこれからも
目を通すことはなかったと思う
手放すからこそ向き合える。
それが今後の自分を良い方向にもっていってくれると信じて
今日も1枚向き合って手放す。
そんな感じ。
ただこのペースでいくと
あと
1500日くらいかかることが確定している(笑)