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受験生は「凶」を手に入れることができますように。

1月8日、世の中が連休明けの気だるさを出している頃。
遅ばせながら、初詣に行ってきた。

行き先は京都の八坂神社。
参拝した後、久々におみくじを引いてみた。


九番の凶。圧倒的凶。

生まれて初めての凶。
よりによって適応障害で二度目の休職により、
転職活動中の今。
神様はわたしをいじめて楽しいのか?


いや、受験生の頃を思い出そう。
ちょうどこれくらいの時期、年が明けて受験がより現実となって皆にせまっていた。

そんなひりつく空気の間の休憩時間。
自虐的に笑いながら自分は「凶」という同級生が「大吉」の同級生よりも目をひいた。

その後、「凶」の同級生たちはほとんどが志望校に合格した。
「運、取っといてよかったわ!」
と、「凶」を名乗っていた友人はその時より緩んだ笑顔で話していた。

「運を取っておいた」考え方もあるだろう。

しかし、「凶」がみんな合格したわけではない。
「受かった凶」と「落ちた凶」は存在する。

わたしは、
「受かった凶」=「凶に抗った凶」
だと感じた。

「凶」を受け入れているようで、受け入れていない人が運命を変えるために抗った。
その結果が「受かった凶」となった。

運命に流される時も、もちろんある。
しかし、時には運に流されず抗おうとする努力が自分の「凶」の意味を変えるのではないか。


私の九番の凶。
受験生だったあのころ、あの友人と同じように、凶は神様からわたしへの叱咤激励だろう。


頑張ってるあなたたちも、「凶」を受け取ってほしい。
運に甘んずることなく、運に負けない力を。

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