わからないことは時に良いことなのかもしれない。
わたしのもうひとりのおばあちゃん。
母の方のおばあちゃんは、87歳でまだ身体は元気みたいです。
違う県に住んでいるし、施設に入っているので、もう何年も会えていませんが。
おばあちゃんは認知症です。
もうわたしのことはわかりません。
きっと母のこともわかりません。
色んな理由で認知症になるのだと思いますが、わたしのおばあちゃんはきっとショックでなったのではないかなって思うんです。
わからないけど。
その話をしようと思います。
過去に書いたことがあった気がするけど、もう一度。
わたしが高校2年生の頃。
おじさんが亡くなりました。
このおじさんは母の弟です。
わたしの家族だけ違う県に住んでいて、夏休みとかそういう大きな休みの時しか、子どもの時から行けていませんでした。
おじさんとも子どもの時会ったのが最後というほど会っていませんでした。
わたしが高校生の頃、おじさんは各家族の家に泊まりにいっていたとか。
わたしの家にも来ました。
大きなトラックに乗って。
その少し後にトラックとトラックの事故で、亡くなりました。
事故だけど、事故なんだけど、自殺か?みたいな話もでてました。
もう亡くなっていて、真相はわかりませんが。
急な連絡って怖いんです。
こんな時間に?みたいな時間に電話が鳴り、そういう連絡があった。
そういう経験を母はもう2度も受けている。
おじさんが亡くなって、生命保険?のお金が入った。
おばあちゃんは小さいアパートに住んでいたけど、一軒家に住むようになった。
アパートはわたしたち孫がよく集まっていた場所で、外にはブランコがあって、砂場は海が近いからか、貝殻が沢山あって、拾って遊ぶのも楽しかった。
そんな家から離れ、一軒家。
母のお姉さんの家の近くに建っていて。
そこに住んでいた。
段々と認知症の症状が出てきて、1人で住めないくらいになった。
そこで施設に入った。
施設に入ってから一度だけ会いに行けたけど、もうわたしのことはわからないようだった。
その会いに行った日は、おばさんの(母の妹)お葬式だったけど…。
なんか母の方が亡くなり方が特殊というか…。
若くに亡くなっています。
そんな経験をおばあちゃんは…。
もうわからないから、おばちゃんが亡くなったことはきっとわかりません。
でも認知症にならなかったら、自分より先に息子、娘が亡くなるところを見送るのって…。
辛すぎると思うんです。
わからなくて良かったとは思わないけど、知っている方がいいのかもしれないけど。
実際どうなのかはわからない。
おばあちゃんは少し悪いところがあり病院に入っていましたが、認知症の症状以外悪いところはなくなり、また施設に入っています。
いつまでも元気でいてほしいが本音ですが。
もうおじいちゃんは両方いないし、おばあちゃんだけなので。
会いに行きたいけど行けないけど。
元気でいてほしいな。
おわり。