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可哀想だから飲み物買ってあげるよ。

『可哀想だから飲み物買ってあげるよ』

そう言われたのは前職の時。

その時の上司から言われた言葉。



その頃、わたしだけひとりで残業することが増えていた。

どんどん仕事と負担が増えていき…明らかにこころまで疲弊していた。

そんな時のこと…。

『また残ってるの?』とわたしではない、誰かに話があった上司がやって来て…。



『可哀想だから飲み物買ってあげるよ』って…。

そんなこと今まで言われたことなかったよ…。

自分でもその頃のわたしは可哀想だったことはわかってたけど…。

未だにその言葉は忘れられない。



そんな前職の上司は今の職場に仕事の関係で…現れて…。

また…前の職場との接点がまた出来てしまった。



何度か来たけど…わたしに気づくことはなさそうだった…。


それでも…過去の嫌な記憶も思い出すけど…。

今のわたしはここにいる。

今も辞めたいと考えているけど…。

あの頃よりはマシですよ…と。

次に元上司が来た時は…挨拶してみるつもり…。



『可哀想だから飲み物買ってあげる』そう言われていたことを考えると今の上司は…ちょっと残業をしていただけで残っている全員に飲み物を買ってくれる…。

それはそれで…毎回とても申し訳ないような気持ちになるけど…。



それだけを見ても…あの頃とは違う。



良い職場なのかもしれない…?



いや、やっぱりそれはない…。


どこで働いても一緒なのかもしれないけど…。


もうそういう言葉は言われたくないと…そう願っている。


おわり。





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