『一緒に入って行きませんか?』
ある日の仕事の帰り道。
雨が降っているのに
折りたたみの傘しか
俺は持っていなかったんだ。
そんな傘はこの強い雨風で
すぐに折れてしまった。
それを近くで見ていた女性が
声をかけてくれた。
『一緒に入って行きませんか?』
と声をかけてくれた。
知らないひとだったが
好意に甘えて一緒入れてもらうことにした。
『傘持ちますよ』
『ありがとう』
そうして他愛もない話をしながら
駅まで向かった。
『ありがとうございました、じゃあ…』
『いえ…』
そうして別れた2人。
また会えたなら
恋が始まるかもしれない。
おわり。