人生邂逅 ・まなび編 ◆日常から -41
石破茂さんの講演 5月12日(日) 北摂文化大学豊中校主催
次期首相候補No.1と目されている石破さんのお話を聴く機会がありました。
昨年に倣って、北摂文化大学に入校しての講演会第1回でした。
自民党の実力者でありながら、なかなか首相になれない。一見こわもて。
でもどこか愛らしく、アンパンマンと言われて慕われています。
初めてお会いして印象は、思ったよりも小柄で、とても穏やかなひと。
冗談はしれっと口にされますが、格別面白くはない。(失礼!)
元銀行員(旧三井銀行)だけあって、数字にはめっぽう強い。
政治家であれば当然でしょうが それでも、さすが!です。
テーマは「2024年内外の諸課題」
阪急曽根駅近くにある豊中市立文化芸術センター大ホールの1,344席は満席。
講演に先立ってのオープニングタイムには地元のバイオリニストとピアニストの競演があり、会場を盛り上げてくれました。
いよいよ開演。
自民党に対する有権者の厳しい批判の話から始まり、その状況下で自分にはなにができるか。
昨日は岡山での講演会。今朝は新幹線で移動し、滋賀長浜での講演を終えて、新大阪経由の豊中。
あすは、東京で3か所での講演が予定されている。そうです。
おそらく、これが今まさにご自身でできること。 なのでしょう。
高度経済成長期を過ごしてきた人間の責任として、今やるべきことをやる。
私たちに向けてのメッセージは、絶対にあきらめないでください。
必ず投票にいってください。そして、白票でもいいので、ご自分の意思を示してください。
でした。
いくつか記憶に残ったことをお伝えしますと。
・偏った情報の世の中になっている
:新聞の購読者数、発行部数が10年で半分になり、このままでは新聞は
なくなる。
ネットニュースは便利だが、自分の興味のある情報しか見なくなり、
偏った情報に支配されて、間違った方向に進んでしまう怖さがある。
太平洋戦争が、まさにそうだった。
・日本の力の衰えが見える事実として、万博の比較から
:1970年万博 予算額:529億円 ⇒ 実績額:528.84億円
来場者見込数:3,000万人 ⇒ 実来場者数:約6,000万人
これが、当時の日本の実力。
もちろん、時代背景や置かれている状況が違っていて、一概には言えない
のでしょうが、現状を考えると、その差は歴然でしょう。
他にも、国力として人口減、エネルギーや食物自給率、GDPなど挙げておられましたが、なんといっても、人口。
フランスでは、出産前に育夫教育がされているとか。
女性の負担を現実的にどう減らすのか。
そこまで考えないと回復はない。
若い人の熱量が足りない。ということでは、
大学での講義で質問したそうです。
自動車を買って、彼女を乗せてドライブしたいと思うヒトは手を挙げて!
2度、3度聞き直しても、だれ一人手を挙げなかったそうです。
主権者である皆さん 国はどうあるべきかを真剣に考えてください。
もうまやかしは通用しません。
そして、最後にもう一度。
投票に行って1票を投じてください。 白票でも結構ですから。
歴史を変えるのは地方からです。
どうか、豊中の皆さんよろしくお願いします。
この人なら、信頼できそう。と思わせるオーラは強く感じました。
正義の味方 アンパンマン に頑張ってほしいと。
ただ、いまの自民党は???