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ついに!韓国ウェブトゥーン産業協会と業務提携
どうも。
コリアマーケティングの事業 創です。
タイトルの通り、我々なんとっ!
韓国の社団法人ウェブトゥーン産業協会と
業務提携契約(MOU)を締結いたしました!(祝)
ウェブトゥーン産業協会(KWIA)とは?
韓国ウェブトゥーンが持つ文化的価値を拡大及び、ウェブトゥーン産業の発展のため、2015年10月28日に設立。現在、ウェブトゥーンプラットフォーム、エージェンシーなど約50社以上が協会会員社として登録。2024年にはグローバル企業初となるGoogle社も加盟予定。
で、今日ここで話したいのは、
「ウェブトゥーン産業協会へ提携を提案した想い」
これがメイン。
たしかこの記事で
2023年はとにかく足を動かしたって話をしたと思う。
日本側は、出版社や電子書籍配信プラットフォームを中心に、
韓国側は、ウェブトゥーン制作スタジオを中心に、
多くの業界関係者の本音トークを生で直接聞くことができた。
その結果、わかったこと。
▼まず、日本側の反応はどうだったか?
ズバリ、思うようにウェブトゥーンの売上が上がらない、コレ。
バカ売れすると思ってウェブトゥーンを輸入してみたけど、
あれ?売れない…。
思い描いていたイメージと違う。
自分たちでもマネして作ってみたけど、
あれ?売れない…。
なんなら韓国ウェブトゥーンのようにうまく作れない。
あのキラキラ感が出ない。
だから、
既にやってみた企業は「あれ?」となるし
これからやろうか迷ってる企業は「やめとこうかな~」となる。
これだったら、フツーに横ヨミの漫画作ってる方が売れるぞ?って。
▼一方、韓国側の反応はどうだったか?
ズバリ、売上が今までのように上がらん、コレ。
韓国市場の停滞を実感しているというのだ。
こんな話もしてくれた。
以前は、気になる作品が10作品があれば、
読者はその10作品全てに課金をして読んでくれた。
ところが最近は、厳選した2-3作品だけに課金して読む。
つまり、今までと同じようなクオリティーで、
同じ予算をかけて制作をしても、売上がたたない。
下手すれば、製作費を回収できない。
だから、
この記事の「余談」に書いたように
10話以内で完結する短めの作品を作ってみたり
海外への進出を意識したり…。
でさ、
韓国のウェブトゥーン作品を一番輸入している国ってどこか知ってる?
正解は、日本。
そんな日本が、もしも、
「縦スクロールもういいや~」ってなっちゃったら。
韓国スタジオどうなってしまうのか?
それに、こんな話も聞いたことがある。
北米や英語圏の人にとっては、
ウェブトゥーンはすごく読みやすいらしい。
読む順番を迷わないとか。
日本の横マンガをいくら英語に翻訳してもサーモグラフィーじゃなくて、
ヒートマップツール!これこれ。
そんなウェブ解析ツールで分析すると
日本の漫画は何度も何度も同じ場所を、
同じ話数をもどって読まれていることがわかるらしい。
つまり、外国人の読者には日本の漫画のコマの配置が読みにくいらしい。
ストーリーが頭に入ってこないから
何度ももどって読み直しているという証拠。
だから、日本の漫画を海外進出させるときは、
縦スクロールで作るものアリなのかもしれない。
それに、漫画大国の日本も、
あの韓国ウェブトゥーンのクオリティー技術、
参考までに習得しておいたほうがいいんじゃないかな?
マネしろっていうんじゃなくて、
それをもとにまた新しい、日本らしさも付け加えていけばいんだから。
特にカラー。
異世界ファンタジーのあのクオリティー。
そうだ、
日本企業がウェブトゥーン制作をしようと思ったとき
課題となっていることとしてよく耳にするのがこの3点。
1.原作ストーリーがない
ちなみに韓国のウェブトゥーンはほとんどが小説原作。
小説も、ウェブトゥーン化することを前提に制作されてるから、ウェブトゥーン1話分になるように小説1話も区切られている。
2.カラーのクオリティーがどうしてもでない
※これはうちもやってみて実感
日本人がするとアニメ塗りのようになってしまって、あの立体感、キラキラ感がでない。
3. PDのコスト
分業体制で作るウェブトゥーンにとってPDの役割は重要。外部作家を雇用するにしても、PDが裁かなければスケジュール通りには回らない。PDは正社員だから、固定費が発生。PDが何作品同時に担当できるか、制作した作品が売れるかでスタジオの維持費用に大きく影響がでる。
そんな状況下で、うちにできること。
この記事の中でも、うちの存在価値について触れたけど
この動きをもう少し大きくできないか、
広範囲に影響を及ばせられるような動きへ
繋げられないかな?と思った。
うちにしか見えない視点を持ってるからこそ、
その視点で日韓を繋げないか。
もちろんうちみたいな小さな企業が
1企業だけでできることは限られているから
仕組み作りを中心に。
最初の橋を作ってあげるようなそんな作業。
そのパートナーとしてふさわしいのは誰か?
うちにみたいな役割をしている組織があるはずだ。
そこで見つけたのが、
まさにウェブトゥーン産業協会(KWIA)だった。
だから、熱い想いで市場に関して感じる想いや理想を伝えてみた。
通じた。同じ思いを持っていた。
だからこうして、業務提携にまで至った。
とってもシンプル話。
でもすごくうれしかった話。
ゼロから事業をやってきて、やっとここまできた。
ここからだ、
おもしろくなるのはここからだぞ。
~余談~
プレスを出すのにいい感じの写真がほしくて
「社長!韓国行って写真撮ってきてください!」と依頼。
今回、事業 創は出張に同行できなかったため、
協会側の担当の方に色々とセッティングを事前に相談。
写真も何パターンか送ってもらって、
本当はこのニコッ微笑んでる写真とか使いたかったけど…
報道資料は真面目な表情の写真にしましたとさ。
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