復職までの歩み
近日中に復職面談を予定していて、早ければ年内にお試し勤務ができる見込みです。
うつ病の症状は最初の1ヶ月が重く、回復期を迎えた頃から復職の直前まで「リワーク」という就労支援制度を利用して、生活リズムを大きく崩さないようにしていました。
休職からここまでの歩みを振り返ってみたいと思います。
1~3ヶ月目 リワーク前
1ヶ月目:
不眠と過眠(眠れない時と寝すぎる時)を繰り返し、早朝に寝て15時起床になるなど昼夜逆転が起こり、生活リズムが大きく乱れる。
電話に出ることやコンビニ等の近場以外への外出は難しい状態でした。
仕事面では、引継ぎ事項など最低限の連絡はなんとかできましたが、自分はどうなってしまうんだろう…このまま仕事を辞めることになるのかな?と不安が大きく焦燥感に駆られ、求人情報を頻繁にチェックしていました。
2ヶ月目:
春を迎えて暖かい気候にも助けられたのか、簡単な外出が可能になる。
会社に行って上司と面談の場を設けていただき、具体的な休職要件等を確認。先輩方から励ましメールが届くなど、周囲の優しさを痛感しました。
この時はまだ、長くても3ヶ月ほど休めば戻れると考えていましたが、新年度から人手不足は徐々に解消されたため、良い機会なので思い切って存分に休むことを決意。
3ヶ月目:
2ヶ月目までは有給休暇を消化する形で休んでいて、ここから長期休職へ。社内規定により夏のボーナスが支給され、この時点での金銭的な不安は軽減。
社会復帰を目指し、休職中の過ごし方について調べていると、「リワーク」という制度があることを知る。実際に就労移行支援を行う事業所を複数見学し、役所の福祉課に手続きの相談へ行く。
★ここでリワークや就労移行支援について全体像をつかみ、
認知行動療法やアサーションなど、うつ病や発達障害の対処に有効な心理療法や事業所の支援があることを知り、通うことを決心する。
4~6ヶ月目 猛暑とリワーク
4ヶ月目:
リワーク通所開始、事業所と契約
通勤の時より歩く時間が長く、猛暑で汗だくになりながら頑張って通うだけで精一杯でした。体力が落ちており、16時前に帰宅したらすぐに寝てしまっていました。
5ヶ月目:
週5日の通所を続け、健康と心理学についての講座を受講開始
苦手だったExcelを勉強し、Microsoft Specialistの資格を目指す。
(2ヶ月後に取得しました)新しい知識の吸収に充実感を覚えるように。
この月から週5日通うことになりましたが、就労移行支援の費用について役所の認識違いがあり、実は予想していた倍以上発生していました。
講座を受講するには定期的な通所が必要で、会社にも状況が共有されていたので必要経費ではあります…
6ヶ月目:
一人で日帰りの遠出ができた
休職中の今しかできない経験をしようと思ったのと、夫のために金銭的に我慢をしていた反動が出たのか、一人旅を何度かしました。
この時期は、新幹線に乗って日帰りで出かけられるように。この時点でうつはかなり抜けてきたと感じています。
7ヶ月目~現在 復職に向けて
7ヶ月目:
一人で宿泊を伴う旅行ができた
とある機関で測定器を用いてストレス測定を行ったのですが、交感神経系の過緊張がみられ、50歳相当の自律神経機能との判定が出ました。
下記、検査結果の引用です。
8ヶ月目:
本などで独学で実施していた、認知行動療法を講座にて本格的に学び実践
認知行動療法は本で独学していて一番興味があったので、知識豊富な専門講師の発言の全てをメモしたいぐらい、夢中になって受講していました。
残暑が厳しい中、体力回復のため少しずつ運動量を増やしていく。
(外出する日は平均8,000~10,000歩程度の歩数をキープ)
9ヶ月目~現在:
社会復帰に向けて、勤務時間相当の活動を意識してリハビリ中。
リワークは復職日直前まで通う予定。
まとめ うつ病経過
私の場合は、このような経過で現在に至ります。
休職当初は、まとまった時間ができたから2つ目の国家試験の勉強をしよう!なんて意気込んだこともありましたが、やる気通りに身体は動いてくれませんでした…
やはり、休息なくして回復はできないと感じます。
無理やり3ヶ月程度で復職することもできなくはなかったですが、結果的に1年弱かかってしまいました。
外出の動機付けと生活リズムの安定に繋がるので、リワークに通えたことはとても有意義だったと感じています。
自分の10ヶ月間を客観視してざっくり説明すると、下記のステップです。
動けない間はひたすら休むことに集中
↓
気が向いたら少しでも散歩や外出
↓
自分の体調や感情を最優先にする
そして余裕が出てきたら・・・
リワークに通ったり、興味があることの勉強をする
↓
金銭的に許せる範囲で遊んでもよし!体力回復にもなる
↓
良いことも悪いことも言語化する癖をつける
↓
時には思い切って環境を変える勇気を持つ
スモールステップで、今できることから少しずつやっていきましょう。
お読みいただきありがとうございました。