ワーママって、『体脂肪1桁台のゴリマッチョ』よりストイックかもしれない
「ママ、あんたたちと一緒にごはん食べる時間が1番嫌い」
ひどいことを、娘達に向けて最近毎日のように口走っていました。
そんな言葉、言って良いことなんてひとつもない。
頭で分かってはいるのに我慢できないくらい、娘達との食事の時間が苦痛だったんです。
今日はそんな私が、最近ついにあることを解禁して気づいたことについて書きたいと思います。
食事の時間が、苦痛すぎる
私は元来、食には無沈着な方です。
ファミレスのご飯でも全然美味しく感じるくらい舌は肥えてないし、独身時代は仕事の忙しさを理由に3食全部プロテイン＋ビタミン剤というときもありました。
一時は本気で、完全栄養食の導入を考えたこともあります。
こういうやつ↓
そんな私ですが、娘達が産まれてからは「毎日自炊・毎食複数品用意」がいつのまにか当たり前になりました。
仕事で忙しい中で、必死で作る晩御飯。
保育園の給食とかぶらないように考えた献立。
なるべく野菜もタンパク質もバランスよく食べられるように調べたレシピ。
なのに、娘達は全然食べない。
わざわざ大人分と味付けを変える手間を掛けて提供している娘達の皿のものは床にぶちまけられ、代わりにママの皿のものを奪って食べられる。
床に落ちた食材をかがんで拭いている頭の上に、また新しい食材が落ちてくる。
これ何の罰ゲーム？と思う地獄のような時間です。
テレビCMでたまに流れてくる、幼い子と親の幸せな食事風景ってフィクションすぎますよね。
（今後子育て世代になる若者に現実を知ってもらうため、もう少しハードモードな様子にすべきだと思う所存）
ワーママの週末に訪れたピンチ
先週の金曜日の出来事。
転職したてでまだ慣れない仕事でヘマをして上司から怒られ、ヘマをカバーする作業で残業してしまい夕飯を作る時間が削られました。
お迎えまで、あと10分。
メンタルの状況は最悪。
加えて夫は出張で不在で、保育園お迎えから寝かしつけまで完全ワンオペモード。
私は思いました。
今晩の食事の時、私は娘を虐待するかもしれないと。
大げさではなく、本当にそう思ったんです。
その瞬間、私の頭にはある「禁じ手」が浮かびました。
そして夕飯を作らず、そのまま保育園にフラフラと向かうことを決意したのです。
ついに解禁したこと
保育園のお迎えにつくなり、膝にとびついてくる3歳の娘にこんな提案をもちかけました。
「今日ママ、晩ごはん作れなかったんだよね。
赤いコンビニでコロッケ買って食べようかなって思うんだけど、どう思う？」
その結果。
娘のテンション、爆上がり。
保育園の廊下ですれ違うあらゆる人に「今日コロッケ買って食べるんだ〜！」と話しかける始末。
恥ずかしいから言わなくていいの！🤫と隠す母とは裏腹に、すれ違う他のママから「いいねー！うちもそうしよっかな〜」とポジティブな言葉をもらって思わず涙腺が緩みました。
その日の我が家の晩御飯のメニューが、こちら。
時間の都合でお断りしましたが、コンビニってあったかいなあ（ほろり）
「禁じ手」がもたらしたもの
実は、コンビニフードを娘に食べさせるのは今回が初めてでした。
そこまで意識高い系ママの自覚はなかったものの、なんとなく心の何処かで「コンビニのご飯を子供に食べさせるなんて…」と軽蔑する気持ちが私にもあったのだと思います。
いまだかつてないような手抜きの晩御飯でした。
でも、娘達、10分で完食したんです。
しかも一度も床に何もこぼさずに。
ママのご飯に手を付けることもありませんでした。
ご機嫌でご飯を終えたあとは、時間の余裕もあったのでお風呂にバスボールを入れ、これまた超ご機嫌で寝る支度まで完了。
3人仲良く、ベッドで眠りについたのでした。
まとめ：ワーママ、ストイックすぎん？
眠りにつきながら、ぼんやり考えました。
もしも今日このあと地球に隕石がぶつかって、あのコンビニご飯が人生最後の晩餐となったとして。
もしかすると、普段ガミガミ怒られて泣きながら食べるママ手作りごはんよりも、みんなでニコニコしながら食べたカニパンのほうが娘達にとっては最高の晩餐なのかもしれない。
そもそも、毎食栄養バランス完備の自炊って、ストイックすぎんか？
だって、体脂肪1桁台のゴリマッチョでも、月に一度くらいは『チートデー』を設けてるんですよ。
※チートデー：ダイエットや筋トレ中に設ける「好きなものを自由に食べてもいい日
もちろん毎日コンビニご飯は、さすがに栄養的にも家計的にもまずいけど、月に一度くらいならいいのでは？
毎日セカセカ働いて、その上で栄養のある食事を自炊なんてストイックすぎるよ。そんなんしてたらゴリマッチョ通り越して本物のゴリラになっちゃうぞ🦍
筋肉痛を通り越して身体も精神もぶっ壊れる前に、ワーママもコンビニで『チートデー』しませんか？
ママも赤いコンビニとコロッケとカニパンが大好きになった、金曜日の出来事でした。