![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/146392545/rectangle_large_type_2_96ad17f8e9c279011a7f37977aaa813a.jpeg?width=1200)
起業を考えている人がいたら読んでほしい。お金持ちに見える人は〇〇〇である
前回、起業を考えている人に少しでも役立てば……と、私が思っていることを書きました。
今回はその第2弾です。
私は17年間会社を経営しているので、いろいろ経験しています。
起業を考えている人が見たら、少しは参考になるかもしれません。
ただ、起業ノウハウについて書いているわけではありませんから、興味の無い人は本話を飛ばしてください。
さて、タイトルの話をしましょう。これは、私が普段から感じていることです。
【お金持ちに見える人は〇〇〇である】
〇〇〇に入るのは「詐欺師」です。
私の会社は投資会社なので、特に遭遇する確率が高いと思います。
ただ、起業したことがある人は分かるでしょう。
起業していろんな人に会うと、こう思います。
――世の中には、こんなに詐欺師が多いんだ……
「詐欺師」というと、ドラマのコンフィデンスマンのようなイメージを持つ人がいるかもしれません。でも、現実にはコンフィデンスマンのような詐欺師はいません。
本話での「詐欺師」とは以下のような会社の代表者またはコンサルタントです。
・会社の決算書を粉飾して借入をする
・実態がない会社なのに出資を受ける
今回は起業すると遭遇する可能性が急激に上昇する詐欺師について書いてみます。
1.紹介者責任を期待するのは間違っている
まず、私の話をしましょう。
起業する前、私は銀行員でした。
メガバンク勤務ではなかったので、私の勤めていた銀行には胡散臭い人(会社)がお金を借りにきました。
銀行にはあまり良くない人たちがお金を借りにやってきます。その中には詐欺師も含まれます。
銀行が与信取引を検討する前(融資するかどうかを検討する段階よりも前段階)には、その企業が信用できる会社であるかを初期的にチェックします。いわゆる「ネガティブチェック」です。
ここでのネガティブチェックは信用調査、反社チェックなど諸々を含みます。
ネガティブチェックをして問題なければ、与信取引の検討に入ります。
つまり、銀行員はある程度信用できると判断した企業の担当者とだけ会います。
※ネガティブチェックから漏れる場合もあるので100%ではありません。
私は銀行員として胡散臭い人たちと接しながら仕事をしていたので、慣れているつもりでした。
でも、起業して分かりました。
私が接していた詐欺師は、世の中にいる詐欺師のほんの一部であったことに……
金融機関や大企業に勤めていると、紹介者は責任をもって他人を紹介します。いわゆる紹介者責任です。
コンサルタントが銀行に詐欺師を紹介すると、今後、その銀行とは取引がなくなりますよね?
だから、紹介者はその人が信頼できるかを事前にチェックしているのです。
起業した会社にそういう遠慮はいりません。本当に胡散臭い人を紹介してきます。
起業したばかりの会社では、紹介者責任を期待することはできません。
つまり、紹介者のチェックを通さずに不特定多数と会うので、詐欺師に遭遇する確率が高くなるのです。
2.富裕層は金持ちのフリをする必要がない
儲かっている会社の社長に対して、こういうイメージを持っていませんか?
・儲かっている会社の社長はアルマーニを着ている
・儲かっている会社の社長はフェラーリに乗っている
・儲かっている会社の社長は毎日フランス料理を食べている
・儲かっている会社の社長が利用するスーパーは三越である
仕事上、私は富裕層と付き合いがあります。が、そんな富裕層を私は見たことがありません。
※車が趣味で、車だけは高いのを乗っているケースはあるかもしれません。
私の友人について書いてみましょう。
彼はスーパー富裕層です。個人資産は数百億円あります。
・彼は毎日ユニクロを着ています
・彼はママチャリに乗っています
・私が彼と飲みに行くのは場末の居酒屋か立ち飲み屋です。そして、お会計になると私に集(たか)ってきます
富裕層はお金持ちに見えません。
富裕層は金持ちのフリをする必要がないからです。
3.詐欺師は信用してもらうためにお金持ちのフリをする
詐欺師は信用してもらうためにお金持ちのフリをします。
例えば、実態のない会社に対して出資させようと計画している詐欺師がいます。
投資家は儲かっていない会社に出資ししません。
つまり、投資家に儲かっている会社と思わせないといけません。
詐欺師が投資家に信用してもらうロジックは、「儲かっている会社=社長は金持ち」です。だから、お金持ちのフリをします。
先ほども書いたように、本当に儲かっている会社の社長はお金持ちのフリをする必要はありません。
だから、お金持ちのフリをするのは詐欺師なのです。
ここまでいろいろと書いてきましたが、金持ちに見える人の全員が詐欺師ではありません。
ここで書いたことは極論なので、話半分くらいで読んでください。
ただ、意図的に金持ちに見えるように振舞っている人がいたら、その人との付き合いは考え直した方がいいかもしれませんね。
少しでも参考になれば幸いです。
<おわり>
ご興味のある方はこちらもご覧ください。
・起業を考えている人がいたら読んでほしい。有名になると〇〇〇〇が出てくる
・起業を考えている人がいたら読んでほしい。起業する前に〇〇〇を決めた方がいい