「税金で買った本」にみる図書館と本屋の比較
こんにちは、K.K.です。
マンガの「税金で買った本」を読んで、真面目に図書館で働くってこんなんなんだなぁ、と感心したところの羅列です。読みにくいと思います。許して。
「税金で買った本」について
パッと見ヤンキーな石平くんの目線を通して図書館の内情を知れるマンガです。
既刊8巻、1巻から順番に読むべきです。
登場人物が濃いのと石平少年が素直なキャラなのがうまく作ってあると思います。
まだ100万部に届いていないと知って、もっと読まれるべきと思いましたが、電子版のViewも含めればもっといきますかね。フィクションなんでどこまで脚色されているかはわかりませんが、おおむね根っこはこんなことがあったんだろうなと想像がつきます。
講談社さんの「面白くて、ためになる」を地で行くマンガだと思います。
ワシもうまいことFIREできたら会計年度職員で図書館で働きたいなぁ、と思ってしまった程度には良い本です。
図書館は弱者のための場所という考え方に感心
最新の技術についていけない人、ついて行きたくない人、本を読みたいけどお金ない人etc。
そんな人にも先人と対話できる本との出会いの場所として図書館って重要なんだなーと思いました。
ただロハで利用できちゃうので客層は悪いやろなぁ……。わたし外商なんでもうそんなに苦労する事はなくなりました(こっちから行かなくなる)が、本屋も大概なヤツが多いんですよね。図書館なら何をか言わんやという感じです。図書館にお勤めの会計年度職員さんには優しくしよう。
書店側もカフェ併設したりして場の提供は頑張っていますが、まぁある程度のお金持ち向けですね。コレは客層対策もあります。賢いフリしたいヤツは書店員に辛くあたる確率下がりますし。
こちとら商売ですから、ガラ悪くて金も落とさないヤツはお断りです。
本の修理術に舌を巻く
これ。書店でも返品するくらいなら訳アリ品にして安く売ればいいのにとは1人の本好きの人間として思うところなんですが、商売人の立場で考えると修理代乗っけたら定価で売っても定価を原価が超えてしまうのです。だいたい最賃で働いてる人でも30分拘束したら550円はかかるし、修理の備品代、材料費だってかかるわけで。
出版社も捨てるコスト計算しなくて良くなるし、いい事づくめじゃね?と思うんですが、修理痕が残る本の方が高いという不思議な事が起こります。
客寄せのパフォーマンスならアリかな…?
マンガは置けない(物理的に)
コレは予想通りでした。自宅の惨状見たらわかります。各図書館10倍は広くないと無理です。
国会図書館も著作権切れたものから順次電子化してるのはそういう事ですね。
居場所の提供
コレは大きいですね。学校行きたくない人、図書館でいろんな本を読むといいよ。過去のいろいろな人に出会えるのさ。この辺はこの漫画読んでみてとしか言えないですけどね。
度がすぎなければタブレット持ち込んで他の事やっててもいいですしね。場所は譲り合いしましょうね。
配架とかいう本を知るための最強の仕事
ひたすら返却された本を元の場所に戻す仕事ですね。これ、書店では仕入が行われた後とか毎日の売り場のメンテナンスに該当すると思うんですが嫌でも商品知識増えます。
どんな本があるか知りたいって人は書店か図書館で働いてみるのも良いと思いますよ。ただし仕事なので腹立つ客や利用者ぶん殴っちゃダメだぞ。
移動図書館vs書店外商
利益度外視の移動図書館に外商は勝てません。あのコンドームよりうすうすの粗利でトラック代、運転手さんの給料が出せません。人がいるところなら全然いけるんですが……。
その辺は何Amazonさんに任せた。
なお外商をしっかりやっている本屋さんもあるので、探してみると良いと思います。個人の書店さんとかに「配達やってない?」って聞いてみると意外と「いいよ」とか「いくら以上買ってくれたら持っていってあげるよ」とか言ってくる可能性はなくはないです。
足が悪い人やなかなか本屋、図書館に行けない人のところに本を届けるというのは素晴らしい仕事だと思います。
書店と図書館決して対立するものではない
むしろ互いの得意不得意を埋め合えれば地域の文化レベル向上に一役も二役も買えますので、図書館と組んで何かやりたいなぁとは常々思っていますが、役所の人間が忙しすぎるのと決定権を持っている正規職員は3年もすればいなくなっちゃうのが困りものですね。
書店が勝る部分
流行りの物や漫画、雑誌をドーンと置いておけるのは図書館にはない強みです。まぁ買ってね、とはなりますけど。
あと自費で買った本は自分のものなので汚したり破ったりしても怒られない点も注目して欲しいですね。図書館メインで予約が長いものとか置いてないものはぜひ書店へお越しください。コンビニのコーヒーを6杯我慢すれば漫画1冊買えます。(漫画高くなったなぁ)
なんでもいいからまぁ読めよ
これにつきます。紙でも電子でもなんでも良いです。こんなクソ記事読んでないで図書館、書店に行ったり、電子書籍アプリを開きましょう。