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人の見極め方
初対面で、その人がどういう人か?
見極めるのは難しい。
表情や目つき、態度、いろんな行動から、その人がわかってくる。
今思えば、この時の出来事でいろんな人に会い、人の見極め方を教わったような気がする。
大変な出来事だったが、
この出来事が終わったあと、僕はそれを知る。
(人が信じられなくなる)
Aさんが言うには、会社を解体するより、この会社を利用することを考えてみてはどうか?
ということだった。
この会社をつくるには、お金がかかっている。
当時、会社をつくるのに必要なお金は、30万円だったと思う。
※いろんな手続きを含めて30万円
農業の仕事はできなくなったが、会社を解体するより、違う仕事で、この会社を上手く利用すること。
実は、この話に、Hさんは乗り気だった。
30万円というお金は、Hさんが出していた。
この30万円をただ捨てるようなことは、したくなかったのだと思う。
しかし、このAさんが、どういう人なのか?
ここの方が重要だ。
今回のことで、僕は、人が信じられなくなっていた…
Y弁護士に連絡した。
僕「Aさんという人が現れたんですが、どうしましょう?」
Y弁護士「私も行きますから、一度会いましょう」
Y弁護士に、一度Aさんに直接会ってもらうことにした。
ある日の夕方、
僕は、Y弁護士と一緒に、Aさんと東京駅のある喫茶店で会った。
店内には、小太りの男性がいた。
「私がAです」
僕 「今日はありがとうございます。」
Y弁護士「私が代理人で弁護士のYです」
Aさんは、S氏との今までの話をしてくれた。
今までS氏を今まで野放しにしていたが、いよいよなんとかしたい。S氏に対しての憤り、怒りを持っていた。
そして、これから行うてはずのことを語ってくれた。
話が終わった後、別の喫茶店で、Y弁護士とミーティングをした。
僕「どうですか?Aさんは信用できますか?」
Y弁護士「なんか怪しいですね。今度また、Aさんと話しをしてみます」
Y弁護士のAさんついての印象は、限りなく黒に近い、グレーだった。
後日、Aさんから電話があった。
Aさん「Kさん、あの弁護士はやめた方がいいよ」
「経験も浅いし、俺の印象だとあんまり有能じゃないね」
僕「もうあの弁護士さんに、お願いしているので、今さら変更できないですよ」
Aさん「ちゃんとした弁護士に頼んだ方がいいよ」
実は、Hさんも、Y弁護士のことを良く思っていなかった…
僕は、いつの間にか、Y弁護士をめぐって、板挟みになっていた…
こうしたいろんな人の気持ちや考え方‥こんな場所に囲まれ、
益々、人が信じられなくなっていく自分がいた。
僕がどう選択するか?
刻一刻と迫られていた。
つづく…