「超える」には
一見、世界経済は「逆風に強く持ちこたえている」かに見える。
アメリカ経済は中国との貿易戦争がエスカレートしても伸ばしてる。
ドイツはロシアがガス供給をストップしたけれど、経済破綻することなく持ちこたえている。
中東の戦争で石油が止まってない。
でも、何かが起きている。底で。
『エコノミスト』が総力あげて、この「新しい何か」の動きを特集している。読み応えたっぷりだ。
キィワードとして面白く思うのが、「fragmenting(断片化)」。
これまでの世界経済はアメリカを中心に考えられていた。また実際、回ってた。
でも、地域化、個別化へとfragmenting(断片化)が進んでいる。
このテーマでのオンライン討論会に招待されたので、登録した。
ただ、この傾向は、フォーカス・マーケティングで言っている「マイクロ・インタレスト」を経済の枠組みで語っているわけで、既に12年前からぼくは予言していた。
世界は一つ
なんかじゃない。
AppleのiPad新製品動画が炎上してる。
「大切なものを潰してその後新製品見せ、ドヤリングするそのマウント姿勢が気に入らん」
が大方の気持ちだろう。
この動画には、「逆再生したらいいのに」という意見も出て、なるほど、と思った。
一方、「これって15年前のLGのパクリやん」というのも出てきて、もはやボロボロである。
何にせよ、みんなががっかりした一番の理由は
超えてない
ところだろう。
熱くなれない、つまらない。冷えてる。想定内。
この程度なら、オレにも思いつける。
そういう冷めた思い。
Appleブランドが背負っているのは
超えて欲しい
というみんなの期待だ。
世界が地域化、個別化へとfragmenting(断片化)が進めばすすむほど、
超える
が難しくなる。
なぜなら、言ってみれば、顔見知りのコミュニティ内で一発芸するような話だから。互いによく知ってる村人のお祭りでウケるのは相当むずかしい。Appleならなおのこと。村人はみんな熱いファンだ。
でも、ウケるというのは、一発芸だとしても、その前の耕しが絶対に、ぜったいに、要る。
耕しは、コツコツとした、アナログな熱量でしか生まれない。手を動かす。足を運ぶ。語りかける・・・リアルな交流。
超える
を期待されているのはJOYWOWも同じ。
おかげさまで新刊『ビジネスを育てる』、発売日前に増刷が決定しました。
皆さんの応援のおかげです。ありがとうございます。
忘れてならないのは、担当編集者さんを始め、営業担当者さん、ほか、出版社さんの熱いコツコツとしたアナログな仕事の蓄積。
その熱のおかげで、発売前増刷なんていう奇跡が起きたのだと思う。
超える
ができた。
こうなったらぼくもじっとしていられない。
編集部へ飛ぶ。
リアルに皆さんとお会いして、この本を今後どのように育てていくか、伸ばしていくか、言葉を交わしてきます。
出版を記念してお祭りやります。無料トークライブ。
【お祭りDAY1 :5月18日土曜日15:00-16:00】
出演・阪本
【お祭りDAY2 :5月26日日曜日15:00-16:00】
出演・阪本
【お祭りDAY3 :6月2日日曜日15:00-17:00】
出演・クラシコム青木耕平さん&阪本
この日はJOYWOW創業25周年記念日。大切な日に、青木さんと『ビジネスを育てる』についてじっくりお話ができることは、この上ない喜びです。
*いずれも参加費無料、録画はしませんので、ライブでお楽しみください。
参加者には会議室情報をお知らせします。
是非ぜひ!!
参加ご希望の方はコメントか、
までメールください。
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