脳内に✓
中学一年の時、ビートルズを何かで耳にして、衝撃を受けた。以来、世界が変わった。ものの見方・考え方、何を大事にするか、ファッション・・・。
この夏のBE:FIRSTとの出会いは、それに匹敵する。最初に映画へ行った8月28日前と後では、大きく変わった。以来4回映画観て確信に変わった。そして昨日、めでたく来年1月24日の大阪城ホールアリーナライブに当選し、「それでいいんだよ」と神様から承認印をもらった気がしている。
何が変わったか。
人間の脳のキャパシティは一定である。ところが、情報量は秒速で増えている。インターネット、SNS、スマホが加速する。脳のキャパが一定ということは、「注意を向けられる対象には限りがある」ということだ。
つまり、注意量と情報量はトレードオフの関係にある。
「昨日のことは思い出せないのに、昔のことはよく覚えてたりするんだよなあ」
というのは、情報量が昔の方が少なかったから。注意に余裕があった。
JOYWOWが提唱する「フォーカス・マーケティング」の前提でもあるんだけど、人の注意量には限界がある。だから狭く・濃く、マイクロインタレストにフォーカスしましょう、というもの。
Too much、多すぎる情報量は、人を疎外する。
そこでぼくは自衛的に、脳内に✓を入れ、それ以外の情報には注意を向けないようにしている。これは昔から。だいたい10個程度の✓。
BE:FIRST体験で、これが変わった。
まず、捨てた✓は;
#1. アメリカ志向の経営理論(もともと懐疑的だったが、決定的になった)
#2. 「アメリカがすごいぜ、だからオレたちも追従しよう」で動いているコンテンツ(You Tubeの講義方面に多い)
#3. 既存のビジネスについて紹介するテレビ番組観るのをやめた(カンブリア宮殿、ガイアの夜明け、がっちりマンデーなど)
#4. あと何だろう。捨てたんだけど、いざ言語化しようとすると、できない。脳内の作業だから、いわゆる「地下2階」、無意識の底も影響しているから、非言語なんだ。
注意はインプットと言い換えられる。インプットは、好きなもの、まあ、言ってみれば趣味だ。
ところがぼくはフリーランス。とにかく稼がねばならない。稼ぐ、ということは、誰かのお役に立つコンテンツをアウトプットしてナンボだ。
趣味は自分のため
仕事は人のため
アウトプットはインプットあってのことで、だからインプットが変わるとアウトプットも当然ながら、変わる。
ぼくのコンテンツがどう変わるか、自分ではよくわからないのだけど一つだけ言語化できるのは、
アート寄り
になる。
アートは、因果論理が成立しない。
JOYWOW玄関に飾ってある絵。
「モディリアーニのこの絵(左)がなぜ好きなのか誰もが納得できるように100文字以内で説明しろ」
と言われでも、無理(笑)
「この3つをなぜこのように並べてるんだ。このわしにも理解できるよう100文字、いや、一言で説明せい」
と言われたところで、できない。
BE:FIRSTは「音楽がどう判断するか」「アーティシズムとして」が口癖だ。
ぼくはそれに影響を受けて「JOYWOWブランドがどう判断するか」「商人(あきんど)としてどうか」を指針にする。
・・・あれ?
これまでとそんなに変わってないや。ま、いっか。
話を注意と情報のトレードオフに戻すと、勉強熱心な人に特に言いたいんだけど、「脳内に✓」手法を是非取り入れてください。
本ばかり読んでもそれはインプットであり、仕事=アウトプットに結びついて初めて意義がある。趣味なら別ですが。
「脳内に✓」は、メモも要らない。スマホアプリも要らない。お金かからない。でもアウトプットのためには最強です。