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おもろくする

滋賀県守山市立図書館で『ビジネスを育てる』復刊記念勉強会をMAIDObeingメンバーが企画・準備・開催してくれた。

会場に入ると自分が立っててびっくり。

この看板、終了後懇親会二次会にまで参加したらしく

などとごきげんに遊んでたようだ。

MAIDOメンバーに引き取られ、いまは福井で楽しく過ごしているようである。

さて;

「あなたは何を売っていますか?」

の質問には簡単に答えられるよね。

では

「あなたはなぜそれを売っているのですか?」

はどうだろう。

人それぞれだけれど、これ、商品企画にも重要な「根っこの問い」で、ぼくの場合は「面白いから」。

おもろいから、やってる。

義務とか、使命とか、そんなんじゃない。

どいしゅぽんとしゅ(通称どいぽん)がビッグ・ウェンズデー大阪 in 中央公会堂に来る。

せっかく沖縄から参加してくれるんだから、前日はJOYWOW仲間のカフェでライブやったら面白いんじゃない?・・・ということになって、急遽決まった。

着席だと20名が限界とのこと。
それだけじゃ面白くない。どうすれば面白くなるか。

着席、ワンプレートおつまみ、ワンドリンク付きの席・・・A

どいぽんのライブは、お客さんも巻き込んで、一緒に音を創造していく。
ならば

ノリノリ演奏参加席(立ち見&ワンドリンク)を用意しよう。10人はいけるだろう。言い換えれば「立ち見」なんだけど(笑)・・・B

キッチンで楽しめる席(つまみ食い&つまみ飲み自由、皿洗いつき)
というのも面白い。簡単に言えば、キッチンで皿洗いとか、こまごました雑用をしながら、漏れ聞こえる音楽を楽しむ・・・C

まあでも、この席が、一番ライブのその瞬間、その時間を身体経験できるわけで、お値打ちといえる。

「身体経験」が高い順に価格をつけるとすれば

C席 5,000円
B席    4,000円
A席    3,000円

になる。

早速シュミレーションのスプレッドシートを作ってみた。

A席(着席)は20席なので 20×3,000円=60,000円

B席(立ち見)は10人として 10×4,000円=40,000円

C席(キッチン)はあまり多くても仕事にならないので限定3名とし、3×5,000円=15,000円

A、B、Cすべて満席として合計115,000円の売上が見込める。

これが仮に着席のみだとすると60,000円にとどまっているからその日の売上がざっくり2倍に育ったわけだ。これは「売上を大きくしたい」というのが根っこにあるんじゃなくて、ただ「面白くしたい」と思ってやってみたらこうなった。

・・・と仲間うちで面白おかしく話していたら、早速

「キッチン」1席
「立ち見」1席
「着席」2席

が売れた。合計15,000円。

立ち見は、ウッドベースを演奏する人で、「どいぽんと一緒に演奏できる!」が強烈な「引力」になったみたい。

ふつうの商品は売れない。
おもろい(企画した本人が面白がっている)商品は、売れる。

体感しました。

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