マーケティング・ネオの最高事例ノノガ
伝統的なマーケティング;
並(以下)の、差し障りない製品を作り、広告宣伝し、広める
進化したマーケティング(マーケティング・ネオ);
とんがった製品を発明する。顧客が発見し、買う
エンタメ界を例にあげれば
伝統的なマーケティング;
歌やダンスが並(以下)でも、ルックスが良ければデビューさせる。
あとはテレビ局との政治的な力(忖度、貸し借り、ここでは書けない夜の営業など)で出演機会を得る。
歌はテクノロジー進化のおかげで口パクでもなんとかなるし、ダンスも外人じゃあるまいし日本人ならこんなもんでしょ。客もわからないだろう。
このような姿勢のビジネスがどんな結果になっているかは、皆さんよくご承知の通りです。
「進化したマーケティング=マーケティング・ネオ」の特長は
「売らない」。
「客が見つける」。
「提供価値が新しく、Quantum jump(量子跳躍)、別次元の価値提供」。
ムーアのアイデア拡散曲線でいうところの左側、イノベーターとアーリーアダプターが市場の中心になる。これに対し、伝統的マーケティングは真ん中のボリュームゾーンを狙う。
ただ、図を見ればわかるように価値は右肩下がり。
イノベーターとアーリーアダプターのタイムゾーンが一番価値が高い。
1月11日
横浜Kアリーナ20,033席を埋めたみんなはオーディションからずっと同じ風景を観てきた仲間という意識がある。
ののが(ノノガ)で検索すればすぐ出てくる、no no girls最終審査ライブに集った人たち。
これまでも何度か触れているけど、
人を育てたい
いい人を採用したい
という人は観たほうがいい。
つまらぬリーダーシップだの人材育成だののビジネス書(ぼくのも含む!)なんて読んでるひまがあったらYouTubeでこれまでの流れを観ることをほんと、真剣、マジにおすすめします。
自分ならこの子取りたい。理由はこれこれ。
この子は落とす。理由はこれこれ。
ぼくは横浜に行かなかったので、YouTubeで見ようと思っていたんだけど、昨日14時からの配信が限定公開だったようで、いまは観ることができない。残念。
昨日配信時間帯にちょっとアクセスしてみたんだけどその時点で45万人が観てた。すごいよね。
Nhân Úc Ðứcという人がブートレッグ(海賊版)で動画上げてる。アメリカからだ。
このひとはアメリカからずっとno no girlsをフォローしてたんだね。
no no girlsプロジェクトは冒頭上げたマーケティング・ネオ。
売らない
一切売らない。でも横浜Kアリーナ2万席枠に5万人が応募、3分でチケット完売。
客が見つける
アメリカから見つけてフォローしてる。
提供価値が新しく、Quantum jump(量子跳躍)、別次元の価値提供
歌うまい、ダンスうまい、ラップ最高、自分で作詞作曲できる。何より「自分の中から」出た表現
ところが現時点、イノベーター&アーリーアダプターが支持してる。
街歩く人に「ノノガ知ってますか?」と訊いても、まちまちだろう。
そこがいい。
アイデア拡散曲線の真ん中=ボリュームゾーンまでいくと、価値が下がってしまっている。
価値最高の時点で、デビューできる。
ネタバレは面白くないから、誰が最終審査に残ったか知りたくないと思い、昨日からずっとSNSは用心していたのだけど、今朝LINEニュースになってしまってた。
誰が残ったかわかった。
面白い。それぞれ、なぜ残ったか、仮説を立てることができる。
繰り返します。ノノガはフォローしたほうがいいです。
まあ、ここまで言っても高学歴・大企業勤務のおっさん(おばさん)たちはフォローしないし、フォローするのはボリュームゾーンに入ってからだろうね。