私たち、つきあってたっけ?
「私たち、つきあってたっけ?」
言い換えると
「私たち、恋愛してたっけ?」
恋愛は
恋
と
愛
で出来てる。
恋は「スキスキスキー!」で自分起点。
ぼくのmiletに対する思いがこれだ。
一方向。とほほ。
恋愛の「愛」は相手起点。
相手の良いところも、悪いところも受けとめ、慈しむ。
双方向でパイプが流れてる。miletとはそうなってない。とほほ。
「わたし、恋してたけど、愛してなかった」
「ごめん。ぼくも。恋してたけど、愛してなかった」
ドラマ『舟を編む』第二回のセリフ。
勉強になります。
この実体験をもとに、主人公は「恋愛」の用語説明にたどり着く。
さて、話をビジネスに。
ブランドは長く「恋してくれ」と、お客さんに「見上げさせる」スタイルだった。
双方向のやりとりなんて不可能だったから、ひたすら、見上げさせてた。
恋
で終わってたわけです。
2000年代に入り、インターネットが生活インフラとなって、2007年iPhoneが発売されたことで、双方向つまり恋愛が可能になった。
アーティストのファンクラブは一方向、せいぜい月に一回会報が届くくらいだったのが、いまはアプリで24時間いつでもアクセスできる。応援コメントもできる。疑似恋愛。
BE:FIRSTのアプリ見てると、24時間、誰かがコメントしてる。
そして何か買ってる。いまや公式ファングッズ販売店はアプリなのだ。
公演チケットのリセール市場もアプリ内。
ぼくの言うところの「お祭り型市場」(フェスティバル・マーケット)が生まれた。顧客参加型。
双方向のやりとりできるプラットフォームが構築可能になった。
いま、強いブランドはすべてプラットフォーム・ブランドだ。
よなよなエール
製品はクラフトビールだが、「里」を売っている。つまり、ファンが集まる里。
不肖JOYWOWの戦略もプラットフォーム・ブランド。
ウェブサイトはたった一枚のしょぼいページだが、MAIDOをはじめとするリアル勉強会やお茶の会、フェイスブック、そしてこのnoteやブログでやりとりしてる。
「JOYWOWに入ってもう4年になります」という言い方もされる。
法人JOYWOWの社員という意味ではなく、「プラットフォームに入って4年」という意味だ。
なんでこんな話してるかというと、現代のブランドはこの、「恋愛」要素がなければ成り立たないから。
恋愛要素を、LOVEキャピタルと呼ぼう。そういえば、2年前、「LOVE」というオンラインセミナーを半年やったことがある。これは恋愛についてではなく、顧客とのLOVEがテーマだった。
ビジネスにはお金、マネー・キャピタルとSNS以降のソーシャル・キャピタルが必要とされていた。実はもう一つ、LOVEキャピタル。
マネーについては、たとえばマネジメントゲームのような勉強会がある。
しかし、それだけでは、いまのビジネス環境、足りない。
money
social キャピタル
love
これらの循環が、ブランドを強くする。
データの読み取り方は、これが勝負になる。
今年は、これをテーマとして、進めます。