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「正しさ」から離れてみる
おとといお気に入りの蔦屋書店の京都でぼんやりしてたんですよ。
座るとこあるので。
目の前、浮世絵。
ここはアートいっぱいあって、なんかほっとする。
なんでこんなにアートのそばにいるとほっとするのかなあと思ったら、「正しさ」から離れることができるからかなと思います。
アートって「正しさ」関係ないやん。
若いころから愛読しているアンディ・ウォーホルの『僕の哲学』って言う本があってね。アンディ・ウォーホルは、ローリングストーンズの『Love You Live』のアルバムジャケットデザインした人っていうことで知ったんですけど、その後いろんな美術館で彼の作品を見たりしてて好きな人。
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この『僕の哲学』はめちゃくちゃなんですよ。言ってることがめちゃくちゃ。
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下着はメイシーズ百貨店でしか買わないとかね。買う時30着まとめて買うとか意味がわからないんだけど(笑)、その意味のわからなさ、「正しさ」から遠く距離置いているところに惹かれていて、これって仕事とか僕の専門で言うとマーケティング・ブランディングでも大事なことかなぁと、そんな気がします。
あるメディアがさぁ、ずっと日本のエンターテイナーを潰してつぶしてつぶしていってる。今回また名司会者を葬り去ろうとしてるんだけれども、それが拠って立つ論拠って何かっていうと「正しさ」だと思うんですよ。でもそれってほんとにそこまで大事なのって僕思います。
法律を守るとか守らないとかそういう話ではないですよ。わかってくれると思うんですけど。
話戻すと、経営って、やっぱりちゃんとしなきゃいけない。
1+1=2。これ、大事。
でもね。この、情報が溢れかえり、商品も溢れかえり、買わなくてもいい、買う理由が見つからない成熟市場において、何で選ばれるかっていうと、「とんがり」、つまりほかにはない面白さ。
その、ほかにはない面白さって「正しさ」の先にはぜったい生まれっこないんです。
だからぼくは毎日最低でも一つ映画観るし(昨日はMAIDOで観られなかったけど)、ドラマも観るし、絵も観る。ライブ行く。音楽聴く。
一度「正しさ」から離れてみる、というのも、皆さんのお仕事を前進させてくれるかもしれませんよ。