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タクシーGOは広告・金融アプリビジネスへとドメインを変えている
CHAP-1:ドメインとは
野球は野球場でする。
テニスはテニスコートでする。
この、「する場所」がドメイン。
ドメインは「やり方」も含む。
JOYWOWは「ビジネスの世界にJOY+WOW+LOVE and FUNの総量を増やす」をビジョンとしている。
これまでのビジネスが「カネ・カネ・カネ」「生産性向上」「人よりシステム」。これをビジネス1.0と呼ぼう。
JOYWOWが実現したいのはビジネス2.0。
ビジネス1.0:人の気持ちと地球を消費し尽くすビジネスのあり方
ビジネス2.0:人の気持ちと地球をリスペクトするビジネスのあり方
ビジネスそのもののドメイン変更をしたい。
ただ、アメリカの新大統領トランプとその侍従イーロン・マスクはガリガリのビジネス1.0プレイヤーであり、振り子を思いっきり元へ振り戻そうとしている。
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いい悪いではなく、何らかの結果が出るはずだ。それはそれで楽しみに見ている。
当然、日本経済にも大きな影響が及ぶだろうが(関税の影響が最初に来るはず)、自然界を見ても、大きな動き・・・たとえば災害など・・・のあとは清浄な環境へとバージョンアップする。その意味で楽しみ。
CHAP-2:ドメインの変更はさまざまな場所で起きている
ドメインの変更はさまざまな場所で起きている。
ちゃんみなは
「美人」の定義を塗り替えようとしている。
誰か他者のレンズが「あなた美人ね」と評価、判断するのではなく、あくまで自分軸。
ちゃんみな「誰かが評価する時代は終わったと思います」(クローズアップ現代)
ルッキズム(外見至上主義)を壊そうとしている。
私は女で I’m a fucking woman
私は美しい I’m fucking beautiful
・・・「美人」の歌詞
ちゃんみなが価値観を変えようと取り組んだ
no-no-girlsプロジェクトは社会性が高い。
そこから生まれたHANAは女性アイドルグループのドメインを変えるだろう。
歴史を振り返ると、ドメインの変更によって強いブランドが生まれている。
新幹線は「東京」「名古屋」「大阪」という大都市間移動のドメインを変えた。
これにより、「商談」の質と量を大きく変えた。
コロナという社会の価値観を塗り替えた厄災を経てZOOMは「会議」「講義」のドメインを変えた。ZOOMの生み出したドメインは新幹線の価値を減じるインパクトがあった。
スターバックスはカフェのドメインを変えた。
コーヒーを飲む場所
ではなく
そこにいることが目的の場所
へと。
資生堂は潜在顧客へのアプローチ・ドメインをテレビCMからSNSへと変えた。これは昨日今日始まったことではない。2000年、「パーミション・マーケティング」コンサルティングの最初の顧客のうちの一社であることからわかるように、マス広告の覇者は、先見性がある。
タクシーGOは「顧客の移動」から「車内広告」と「企業の旅費交通費処理代行媒体」へとドメインを変えた。いまやGO車内は広告媒体であり、かつ、企業の経費処理を代行する金融機関になっている。
タクシー乗客が望んでいるのは「快適な移動空間」だから、顧客のニーズとはミスマッチなのだが、ビジネス1.0的には良いのだろう。ドライバーへのホスピタリティ教育などへ投資して欲しいのだが、やってない。
むしろ広告・金融アプリビジネスへとドメインを変えているので、街を動き回るGOタクシーの数が増えればふえるほど媒体としての価値が上がる。なので、自動的にタクシー車両とドライバーの「数」への投資が最優先される。
CHAP-3:見つけられていないのは
ドメイン変更する必要があるが、まだ最適解を見つけられていないのは
多くの実店舗
ネットで何でも手に入る時代、実店舗のドメイン変更・・・そこにしかない「とんがり」は試行錯誤の段階だ。
たとえば書店。大型書店はへたに仕入れ力や床面積があるだけに、アマゾンとの「違い=とんがり」を見つけにくい。
大型書店が閉店していく一番の理由はここにある。
むしろ小さな書店・・・たとえば京都のミニシアター出町座内にあるCAVA BOOKS(サヴァ・ブックス)のような思い切ったドメイン変更のほうがとんがれるし、狭く・濃いインタレストの顧客を集められるだろう。
高級とされるホテルも間違った方向に進んでいる。
「ラグジュアリー」といえば、立派な家具調度品という貧しい発想から抜けられていない。
ホテル・ステイにもっと選択肢があっていいはずなのに、ありきたりの提案しかできていない。
ドメインを思いっきり変えてみれば、大きな可能性があるのだが、あいにくインバウンドで放っておいても客が来るので、おそらく今世紀中はいまのままだろう。
JALやANAも、ドメインの変更をする必要性は感じているようだが、何をすればいいのか、次の一手が発見できていないように見える。
そして;
多くのフリーランスの「自分の売り出し方」。
いまやYou Tube、Tik Tok、インスタグラムなんてのを使ったところでノイズに消されて届かない。
フリーランスの「自分マーケティング」こそ、ドメイン変更する必要がある。
どうすれば?
自分で考えてください(笑)
それがフリーランスの楽しみ、醍醐味やん。