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女装する西洋人じいさんに

おじいさんと
おじいさんが

手つないでラブラブ歩いてる。

右のおじいさんはショートヘア
左のおじいさんはロングヘア

二人とも西洋人

そして二人とも女装している

ちょうど

ビジネス心理学(Business Psychology)

について考えていたので
格好の事例に出会えた。

このおじいさん(おばあさん?)カップルに

「ほんとうは男なんですよね」

とか

「男だけど女装して女になって、
 男だけど女装して女になった女
 が好きなタイプなんですか?」

とか

の身体的スペックの話は意味がない。

あくまで彼らは彼らの「主観」の中で生きている。

身体的スペック(男とか女とか)は関係ない。

彼らがセブンイレブンに入って消えた。

代わりに出てきた青年、大きな袋をぶら下げている。セブンでたくさん買ったようだ。

信号が変わり、歩き始めた途端、ツルッとすべって転びかけた。

あやうく踏みとどまった。

これは物理法則だ。つまり、青年がすべった道路のあの箇所はすべりやすいスペックになっている。だからぼくもすべる可能性がある。

ここに、すべってしまった青年とぼくの「主観」の入り込む余地はない。

「主観」を「イメージ」と言い換えてもいい。

ビジネススクールではビジネスからできるだけ「主観」を排し、客観性の濃度を高め、「再現性」ある自然科学へと育てたいと思っている。

つまり、因果律で一つの体系を構築したいわけだ。

因果律は楽だから、人間は大好き。

自販機みたいなもので、このボタン押せばコーラが
このボタンなら水
これはウーロン茶

誰がやっても必ず出てくる。

だから

◯◯を生み出す20の法則

みたいなタイトルの本が出る。

ぼくの本にもあったぞそういえば(笑)

『ビジネスチャンスに気づく人の57の法則』
・・・いま、タイトル確かめようとしてアマゾンみたら☆1つだった(笑)

「法則じゃないじゃん!(怒)」

と思って☆1つにしたんじゃないかな。

だとしたらレビューした人、あなたは正しい(笑)

コンサルタントとして四半世紀やってきたが、「ビジネスというものは自然科学にはなり得ない」と知る25年間だった。

25年前、起業してすぐ翻訳した『ブランドマインドセット』著者 Duane E. Knappは

The Expert in the Science of BrandStrategy

と自己紹介している。サイエンスですからねー。ブランド戦略科学の第一人者

だからぼくも「そうなのかも」と思ってきたんだけど、現実はそうじゃない。

なぜなら、ビジネスは主観、イメージの世界だから。

たとえばの話、miletちゃんがブログか何かで「◯◯のヨーグルト、大好きで、毎朝食べてるんですよ」と言ったとする。そのヨーグルト、ファンも買うだろう。

同じ話をぼくがSNSで発信したとしても、そのヨーグルトは動かない。

ヨーグルトが美味しい、美味しくない、価格がどうの、ネーミングがどうの、パッケージデザインといったブランド・スペックは全く関係ない。

「miletちゃん」というイメージが大事なのだ。

「miletちゃんが大好きで、毎朝食べてる」

つまり、お客さんは自分のイメージ、「私=主観」で動く。

悪いことに、ビジネスサイドも、自分のイメージ、「私=主観」で動いている。

この、本来向き合って、握手し、関係を耕しつづけていきたい二者が、それぞれ各自のイメージ(主観)で動いているところに、まさにビジネスで成果を出すことの複雑さ、難しさがある。

ビジネスとは、「私」の活動なのだ。

では、商品提供者サイドの「ビジネス」と商品を買うサイドの「お客さん」との間にハッピーな握手が生まれるのは、ほんのわずかな例外ともいえる偶然の一致しかないのだろうか。

実はそうとも言えない。

時代には「精神」がある。

その精神は、元型として、人の深層心理に存在する。

見渡せば
花も紅葉もなかりけり
浦の苫屋の
秋の夕暮れ

藤原定家

ちょうど秋のいまごろ読むと、なんとなく、「わかるなあ」という気になる。実はよくわからなくても(笑)

それは、元型が反応するからだ。

ちょっと壮大な仕事になりそうだけど、ビジネス心理学(Business Psychology)、取り組んでいこうと思っています。コンステレーション読み解きも交えながら。

にしても「ビジネス心理学」ってネーミングダサい(笑)

何かいいもの、ないかな。

ちょっと考えます。

あ。そうそう。ご報告です。

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