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#1 技術を高める3つのポイント


◇3つのポイントとは

治療技術を高めるための大切なポイントが3つあります。このポイントは、治療に関することだけでなく、どんな技術にも共通するポイントです。しかも、めちゃめちゃ当たり前のことですが、いつの間にか、忘れていることに気づいてないことがよくあります。

3つのポイントとは、
①理論
②実践
③意志(身につけたいと思う)

この3つを聞いて、あなたはどう感じましたか??

えっ!そんなこと?当たり前じゃない?って思われましたか?

ですが、このことを意識せずに行動してしまっている事が多々あります。

◇なぜ凹む?挫折する?

学校を卒業し、理学療法士免許を取得後、臨床現場に出て、患者を担当した結果、全く何も出来ない自分を受け入れられず、挫折する新人が多くいます。
その結果、自分は、PT・OTに向いていない、臨床が厳し過ぎる、仕事が大変だといい、悩んでしまうパターンに陥ってしまいます。

私自身も、臨床の現場では、幾度となく自分の無力さに、凹みましたが、その都度、恩師に、『バカなんだから、一生懸命やるだけ』といい続けて頂きました。

ここで、大切なのは、凹んだり、挫折するという原因は、自分は出来るはず!と過信していたからなんです。その過信が、そもそも間違っているということに、気づくとめちゃめちゃ楽になります。
逆に過信になかなか気づかないと、めちゃめちゃ苦しむことになります。

◇過信の原因は?

なぜ過信してしまうのでしょう?
そのことを紐解くためには、最初に伝えた、3つのポイントが重要になってきます。

①理論  ②実践  ③意志 

過信の原因の多くは、②実践 が不足していることによって起きます。
これを、聞くと、おそらく多くの人は、その通りだと思うし、むしろ、わかってるよ!と言いたくなると思います。

ですが、なぜ、あえて言うかというと、実は、わかっていないからです。
 もし、本当に実践不足を受け入れているのであれば、そもそも、凹むことは無いですし、挫折するぐらい落ち込むこともないんです。 
つまり、自分はまだ未熟で、出来ないから、もし、注意されたり、叱られたり、指導されたりするのが、当たり前だし、むしろ、出来ていない所を教えて頂き、ありがとうございます。っていう捉え方になります。
その結果、実践を通して学ばしてもらうしかないので、より経験を増やすために、行動し続けるんです。
なので、落ち込んでる暇は、ないんです。そもそも、出来ると思っていないので、出来るように行動するだけなのです。
まさに、
『バカなんだから、一生懸命やるだけ』なんです!

◇学校では、理論しか学べない

少し大袈裟に聞こえるかもしれませんが、残念ながら、学校では理論しか学べません。なぜなら、国家試験という理論だけの試験が目標になっているからです。
あくまでも、資格を取ることが最優先なんです。だからこそ、テスト対策に時間を費やさなければいけないということになります。
そして、幾度となくテストで評価され、合格という言葉を目にするという、ループを繰り返すことで、いつの間にか、わかった気、出来る気になってしまいます。

◇『わかる = できる』は、間違い! 

知識が増え、わかることが増えることが決して悪いわけではありません。むしろ、そのために学校で1から学んでいるんですからね。ですが、『知識がある = 実践できる』 ではないということを、忘れないでほしいのです。
『わかる = できる』ではないのです。

例えば、Aさんは、一度もやったことがないスポーツを本や動画だけを見て、ルールやコツなどを必死に勉強して、完璧に覚えたからといって、いきなり試合に出て活躍できると言っています。

あなたは、どう思いますか?

そして、Aさんは、試合に出て、全く活躍できなかったと、めちゃめちゃ凹んでいます。

例え話が、極端だとあなたは思いましたか?

挫折を感じたり
凹んだり
落ち込んだり
悩んだり
している時は、実は、この極端な状態と同じ現象になっているんです。まさかと思いますが、そのまさかなのです!

大切なのは、頭でっかちになって、実体験での成功をしていない、その事実に、気づくことだけなんです。

◇どう実践を積むか?

①理論 ②実践 ③意志
どれも大切な要素ですが、その中で、②実践について、ここまで書かせてもらっているのは、技術を高めるために実践が一番大切だと、私は思っているからです。
そして、あなたも実践が大事とわかっていると思いますが、実際には、なかなか思った通りに実践の経験を積めていないのではないでしょうか?

どのようにして、実践を積み、技術を高めていけばいいのかについては、次回に書かせて頂きます。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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