学級担任と教科担任制③ 教師のメリット
前回、教科担任制の児童のメリットについて書きました。
今回は、教科担任制による教師のメリット2つ。
1つ目は、教材研究にかける時間を減らせること。
全教科を担当すると、全ての教科の教材研究が必要です(現実には、全てしっかりと教材研究するのは不可能)。
教科担任制では担当する「教科数」が減るので、教材研究に必要な時間を減らすことができます。
2つ目は、授業力を向上させやすいこと。
教科担任制では、同じ教科の同じ授業を、複数のクラスで実施できます。
うまくいかなかった部分があれば、改善してすぐに別のクラスで実践できるのです。
教科担任制でなければ、同じ授業をできるのは早くても1年後。しかも、同じ学年を担当できれば、の話です。
そういう意味では、授業力の向上を実感しやすく、モチベーションは上がりやすいです。