植物×ラグビー×多様性。
こんばんは。
最近、多様性やダイバーシティという言葉を耳にすることが多くなりましたよね。
職場での会話をきっかけに、多様性について考えることがあったので、書いていきたいと思います。
〇 職場での会話
同僚「あ、ひっつき豆ついてますよ!」
私「え、豆って何?ひっつき虫でしょ?」
同僚「虫じゃないじゃないですか(笑)」
私「えー、普通引っ付き虫って言わない!?虫じゃないけど(笑)」
ひっつき豆、というのは初めて聞きました。他の同僚何人かに聞いてみたんですけど、皆ひっつき虫、というようでした。
地域によって呼び方が違うのでしょうか?
もし他の言い方とかあれば、コメントで教えてください!
〇 ひっつき虫と多様性
ところで、この植物の正式名称は知っていますか?
気になって調べました。上の写真のものは「アレチヌスビトハギ」といいます。
他には「アメリカセンダングサ」
とか、「オナモミ」
が有名でしょうか。見たことありますよね!
さて、これらがそれぞれの植物の種子、というのは知っていましたか?
なぜ、種子がズボンなどにくっつくのでしょう。
通常、植物は自ら動くことができないため分布域を広げることができるのは花粉か種子のときに限られる。ひっつき虫は動物(哺乳類の毛、鳥類の羽毛)やヒトの衣類にくっついて分布域を広める草の種子である。付着の程度は簡単に払い落とせるものから比較的強力なものまである。山林や原野などを歩いたあとに、衣服や動物の体にこれらの種子が引っかかっていることが多い。動物側には利益はなく、場合によっては付着装置である針や鉤によっていやな思いをしたり、傷がつくこともある。
(Wikipediaより引用)
つまり、植物が種子を遠くへ運ぶために動物を利用しているということですね。
植物が育つためには光合成する必要があります。草や木がたくさん生えているところは日陰になるので、遠くに種子をばらまく方が生きていくのに有利なんですね。
他には、動物に食べられて散布するタイプや、風によって運ばれるタイプなど、様々なやり方で種子を運んでいます。
子孫が生き残る確率を少しでも上げるために、環境に適応した結果、生物は多様性をもって生きているのですね!
〇 ラグビー日本代表と多様性
前置きが長くなりました。本題です。
多様性について考えるとき、私はいつもラグビー日本代表を思い起こします。
2019年のラグビー日本代表は、様々な国にルーツをもつ選手たちが集まり、「ワンチーム」となって戦いました。
かつては、「こんな外国人だらけで、日本代表と言えるのか」というような批判をいろいろなところで目にしたことがありますし、私もそう思っていた時期があります。
でも、W杯日本大会ではそんな批判は私の周りではほとんど聞こえてきませんでした。彼らは生まれた場所は違っても、間違いなく私たちの代表でした。
多様であること。これは生物が生存していくうえでとても大切なことです。
みんな同じであれば、何か環境が変化したとき、その変化に適応できなければ、その生物は絶滅してしまうことになります。
組織もそうですよね。いろいろな個性のある人材がいることで、様々な状況に適応することができ、武器となっていくのです。
ラグビー日本代表も、多様な個性をもった選手が集まってました。
だからこそ、まさにラグビーボールのように、どちらに転ぶかわからない試合展開の中で最大の力を発揮できたのではないでしょうか。
しかし、ヒトは「共通点」があるとき安心し、時に「自分と違うもの」を恐れ、攻撃してしまうことがあります。
それが怖くて自分を出せなかったり、言いたいことも言えなかったりする子供・大人がたくさんいるような気がします。
しかし、ラグビー日本代表が見せたように、色んな価値観を認め合い、一つになれる、そんなふうに世の中全体が少しずつ変わっていってほしいと思います。
〇 まとめ
ひっつき虫の話から、思わぬ方向に考えが飛躍してしまいました(笑)
ただ最近、色々なところで悲しいニュースを聞くことが多くなっている気がします。
私には大きなことはできませんが、少なくとも私の手が届く範囲では、娘が自分の個性を思いっきり発揮できる環境をつくってあげたいな、と思うのです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それではまた明日。