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【分析】スタッツを見て振り返る、ラグビートップリーグ第2節
こんばんは。
先週末、トップリーグ第2節が行われた。
トップリーグHPにて、チームスタッツが更新されていたので、第1節と同様に分析していこうと思う。
今節は、各チームどのように戦ったのだろうか?
上位チームの対戦を中心に振り返っていこう。
(トップリーグ公式サイトの数値から、第1節の数値を差し引いて算出/ホンダ、三菱重工は非公開)
■ 東芝vsクボタ
今節、最も楽しみにしていた試合。
第1節の戦いぶりから、今シーズン注目、と個人的に思っていた東芝と、近年急成長中のクボタの戦いである。
接戦を予想していたが、クボタが予想外の大差をつけ完勝となった。
風の強い秩父宮でのゲームということで、風上に立ったチームがキックを多用する展開。(東芝22回、クボタ28回)
前半、風上の東芝がチャンスをつくるが、東芝得意のモールでHOマークスがジャッカルを決めるなど、得点を許さないクボタ。
一進一退の攻防で前半は接戦となる。
後半はクボタが風上に。
SOフォーリー、CTB立川のロングキックで前に出て、強力FWが、モールでトライを重ねるという、南アフリカ代表スプリングボクスを思い出させる戦いをみせる(クボタの先発FWは4名が南ア出身)。
東芝はFW戦で後手に回り、スクラム、接点での反則が重なった。ペナルティ14回は多すぎる。
また、第1節で効果的だったオフロードも、クボタの早い戻りに封じられ、4回にとどまった。
クボタの強さばかりが目立つ試合となった。
東芝は2連敗。次戦立て直せるだろうか?
■ 神戸製鋼vsキャノン
第1節、思わぬ苦戦となった神戸製鋼。
しかし、この試合では昨シーズンを思い出させるとんでもない強さを見せた。
ゲインメートル887m、クリーンブレイク数30回、オフロードパス24回と圧巻のスタッツ。
DFも安定(タックル勝利93.5%)しており、やはり優勝候補筆頭、と思わせる素晴らしい試合だった。
■ ホンダvsサントリー
サントリーの強力な攻撃陣に対して粘り強いDFで対抗したホンダ。
ハンドリングエラー14回を誘い、サントリーは思うように得点できなかった。
しかし、注目のルーキー、SH齋藤の活躍などもあり、サントリーが順当に2連勝となった。
ボールがよく動く、面白い試合だった。
■ ヤマハvsリコー
ボールキャリー数(ヤマハ169回、リコー74回)、タックル数(ヤマハ103回、リコー223回)
このスタッツだけ見ると、ヤマハが試合を支配していたとも思えるが、リコーが1点差で今季初勝利。
タックル数はヤマハの2倍以上も、平均ゲインmを3.0mに抑え、ターンオーバー16回と、DFで奮闘した。
こういうことがあるからラグビーは面白い。
■ パナソニックー日野
今、私が見ていて一番ワクワクする選手、パナソニックSO山沢が今季初先発。
ランとキックで相手DFを混乱させる。
キック41回、平均ゲイン8.3mと縦横無尽。23得点の大活躍。
再び日本代表で観たい選手の一人である。
まとめ
3強は順当に勝利。特に神戸製鋼とパナソニックは充実の内容であったと思う。
また、クボタは3強を倒す力は十分にあると思わせる試合だった。
FWの総合力はトップリーグNO1ではないだろうか?
サントリーvsクボタは4/3(土)、神戸製鋼vsパナソニックは4/4(日)と、同じ第6節に予定されている。必見である。
今回触れられなかったが、トヨタもNTTコムに点差をつけて勝っており、調子は良さそうだ。
これらのチームが最後のトップリーグ、優勝候補といえるだろう。
今シーズンは20チームによるプレーオフトーナメントで優勝を決めるので、これから調子を上げてくるチームがあるのかも注目である。
今から待ちきれない!(あ~観に行きたい!!)
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
それではまた明日。