難攻不落の城&荒城の月の舞台である"岡城"に行った話~#2実際に行ってみた&AR体験編
前回岡城について解説をしました。
前回の記事↓
さて、今回は実際に行ってみた編をお送りします。
岡城は大分県竹田市にあります。
最寄駅は豊後竹田駅になります。
岡城は山登りになります。
難攻不落の城ですからね、簡単に登れないはずですよねw
ということでいきなり腹ごしらえをしました。
食レポのつもりではないので、
さて岡城へ向かいます。
ここが岡城の入り口ですね。
一応ここも「総役所跡」という、岡藩の行政機関・裁判所としての機能を持っていた施設で、藩内からの様々な案件を処理していた場所だそうなのです。
そしてここには、登城バスがありまして、ここからバスで登れるんですよね!
さて!!時刻表を・・・ん??
私が行った時はやってなかったんですが、現在2024年7月は運行しているそうです。
バスの時刻表はこちら(登城バス運行計画(7~9月))
ということで
今いる場所は以下の地図の一番左の駐車場の総役所後になりますので、
バスもないことですから歩いて登ることにしました。
とりあえずは、大手門まで向かいます
大手門へ向けて歩き始めました。
なかなか上り坂ですが、やっとこんな感じに大手門の入り口付近にきました。
きっとここには立派な門があったんでしょうね・・・
今は荒城になってしまっていますが・・・
西の丸方面から回ってみます。
西の丸付近です。
なにしろ荒城の月というくらい歩いても歩いても荒城ですよね・・・
石垣しかありません。
ロマンしかないです。
では本丸の方に向かってみましょう。
本丸へ向かう道
ふと見下ろすと、かなりの崖。
すごいですよね。こんな城、確かに攻めるの大変ですよね。
さて、石垣しかないのですが、そういえばさっきから気になるものが道の途中にあったんですよ
なかなかの上り坂ですが、何やら編な看板がある・・・
この時はスルーしていたんですよね・・・
ARアプリで昔の岡城の様子を体験できるそうなんですよね。
確かに、瀧廉太郎の「荒城の月」というくらい、かなり以前から荒城になってしまっていて、ありし日の岡城の様子を見ることはできないんですよね。
ARで再現するって確かに良いかもしれません。
ただ、今まで気が付かなかった・・・
ちょうど太鼓櫓門というあたりに来た時に、気がつきまして、
アプリをダウンロード
後ろに見える門の場所は、ただの石垣。
しかも三角コーンが置いてあって工事中の・・・
とりあえず看板にスマホを向けてみます。
なんか看板(マーカー)からだるま?が出てきました。
このだるま
実は大分県竹田市の伝統工芸「姫だるま」なんですよね。
と、姫だるまに目を奪われているうちに、目の前には・・・
昔の門がARで復元されました・・・
しかも工事現場のコーンは残ったままなのがシュール・・・
石垣部分は実際の石垣そのままで、その上に建物(太鼓櫓門)が現れました。
確かに石垣しかない荒城。想像するだけではなく、このように目に見えるという体験は2倍楽しめますよね。
太鼓櫓門をこえて、二の丸付近に向かうと・・・
なにか像が見えてきました。
もしかして・・・
おお!瀧廉太郎先生ではないですか!
荒城の月ですね!
瀧廉太郎は父親の転勤により一家全員でこの竹田市に移り住み、地元の学校に通っていたそうなんですね。
当時、廉太郎は12歳。学校の裏にあるこの岡城跡で遊んだり、石垣に座り尺八を吹いたりしていたそうです。
そして本丸へ向かいます。
本丸に着いたところで、当時の天守閣をみてみましょう!
派手な天守閣ではないですが、こんな断崖絶壁の城の上に立派な天守があったんですね・・・
本丸はこんな感じでした。
豊薩合戦や瀧廉太郎が少年時代に思いを馳せながら石垣しかない城内を歩くのもなかなか楽しい旅でした。