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【6作目】企画『あなたの記事から絵を描きます』

こんにちは、 #右手に鉛筆左手に酒 清世です。

企画『あなたの記事から絵を描きます』6作目のご紹介です。

企画詳細はこちら

1.大枝 岳志さん/【小説】火の王子さまと氷のお姫さま【ショートショート】

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元となる記事はこちら

童話のような物語です。

2.記事と大枝さんについて

記事はタイトル通り、火の王子さまと氷のお姫さまの絵本のようなラブストーリー(?)。

文体は絵本・童話なんですが、個人的には童話と表現するのに違和感を覚えました。元気100%のハッピーエンドじゃないからでしょうか。

元記事のコメントにも書きましたが、この話を色に例えるなら何色?と聞かれたら「焦茶色」って答えます。

最近相互フォローをしたばかりの大枝さん。

他の記事(主にエッセイ)も読んだ印象は「あ、変なひとだ!」
わたしの今までのnote界では接点があまりなかった変態性が高そうな方ですね!
これからの繋がりが楽しみです!!

おそらくこれまでのご自身の経験から死について色々考えること・琴線に触れるポイントがあったのかな。
それがほんのり物語でも含まれている気がします。

ただ、生きる道すがら必ず出会う誰かの死はその誰かが死んだ瞬間に終わるものではない。

本当に小さくて些細な、それこそ一緒に通った事のある小さな通りだったりお店だったり、そんな場所でふとその人が蘇ったりするのだ。

(大枝岳志さん/生きる道すがら より)

あえて他の小説は読まなかったので、エッセイと共にちょこちょこ読んでいきたいです。

あと、好きな音楽が似てそう。

3.ネタ出し

自分が一番惹かれたのが後半だったのでそこからふわふわと描き出してそのまま仕上げました。

ラフ

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他の記事の印象から、ハッピーじゃないシーンを描こうという意思を持ちつつ。

4.完成


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『楽園の前』


シーンを繰り返し読んで描いていくにつれ、幸せってなんだろうとぼんやり考えてました。
王子さまとお姫さまはお互い溶けてなくなってもいいくらいラブなわけです。周りがどうであれ。クリムトの接吻を思い出した。

ふたりは悲しくもあり、幸せでもある、その瞬間。

他者が介入しないところでの幸せや愛に思いっきり振り切ったら、王子さまとお姫さまみたいに楽園がつくれるのかな。

そんな愛はあるのか、果たして私は幸せと思うだろうか。
あなたはどう思いますか?

制作に関しては、元記事コメントにて鉛筆が良いと仰っていたので、合成もなんもない鉛筆オンリー。明るさを少しいじったレベル。
蒸気や消えちゃう雰囲気を出すために、荒さを抑えてふんわりぼんやり。
男性の顔はカートコバーンを混ぜてモンタージュ。

アナログだとシームレス戦闘になるのでよく撮影を忘れます。
なのでダイジェスト動画は今回はありません。ごめんなさい!

5.ご本人によるフィードバック

大枝岳志さんのnoteはこちら。エッセイと小説の温度差をお楽しみいただけます。大枝さん、ご参加ありがとうございました!


(2022.2月追記)
まさかここから絵本が出来るとは、当時思っていませんでした。


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清世/画家
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