見出し画像

SST(ソーシャルスキルトレーニング)とプログラミングの相性が良すぎる件について

こんにちは!
児童発達支援・放課後等デイサービスCaminoではちょっと他とは違う療育プログラムを提供しています。それが、SST(ソーシャルスキルトレーニング)とプログラミング(PG)をセットにした療育プログラムです。Camino式プログラミングと読んでいます。

PGだけ提供する事業所は多々ありますが、弊所ではSST(ソーシャルスキルトレーニング)とセットの枠しかありません。

なぜPGとSSTをセットで提供するのかはこちらの記事にて記載しています。

CaminoのSST&プログラミングの流れ

  • 前半30分:SST
    「人の話を聞いてから行動する」「順番を守る」など、子どもたちが日常生活で必要とするスキルをテーマに、ロールプレイや話し合いを通じてトレーニングします。

  • 10分休憩
    子どもたちがリラックスできるように休憩時間を挟みます。

  • 後半30分:プログラミング
    PPTを用いたフローなどの説明もしくはScratchを用いたプログラミングを行います。SSTとは別の職員が担当します。

プログラミングを実施している様子。プログラミング思考から始めます。

SSTとPGの相乗効果

これまで、2024年10月頃から徐々に体験していただき、11月から本格的に療育プログラムとして提供をしています。1枠に子ども4人で実施しています。

まだ始めて2か月ですが、思っていた以上にSSTとPGは相性が良いと感じています。

とても良いなと感じたのは「SSTで学んだことをすぐに活かせる」という点です。

想像通り、子どもはパソコンを触るのが大好きです。

課題に対してものすごい集中力を発揮し、とても静かな時間が出来上がることもありますが、こんなことも起きています。

  • 指示を最後まで聞かずに進めてしまう

  • 他の子の意見に割り込んで話し続ける

  • パソコンやマウスで遊び始めてしまう

こうした場面で、SSTのテーマを振り返らせる声掛けを行うと、子どもたちは学びを思い出し、行動を修正する姿が見られます。

例えば、SSTでは「人の話を聞いてから行動しよう」というテーマで実施します。

ロールプレイングなどを通しながら、なぜ話を聞いてから動かなければならないのか、話を聞かずに行動したらどうなるかを子どもたちに考えてもらいます。

その後、PGの時間中に説明途中で課題を進めるような子どもがいれば、「SSTの時間で学んだことを覚えているかな?」と声掛けすると、思い出したかのようにピタッと手を止めて話を聞いてもらえるようになります。

子どもたちの成長が見える瞬間

SSTの時間で、なぜ話を聞いてから動かなければならないのか、聞かなかったらどうなるかをしっかり答えられる子どもでも、実際の生活場面においてその行動が出来るか否かは別です。

プログラミングという具体的な場面を通じて、思い出してすぐに行動することができるので、生きた学びになっているなと感じています。

他にも良いところがありますが

他にも良い点はまだまだ見えているのですが、別の記事で書いていきたいと思います。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集