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SONYのカメラを買ったら鼻で笑われた時代の話。

今でこそSONYのαシリーズは、レンズ交換式カメラとしてプロからも高い評価を得ていますが、私がSONYのカメラα55を買った10年前は何とも微妙な立ち位置でした。Nikonユーザーに鼻で笑われ、Canonユーザーに上から目線でCanonの素晴らしさを啓蒙された記憶があります。そのためNikon、Canonユーザーは当時みんな敵であり、覚えていろいつかLeica買って倍返しだ!とSONYユーザーは心の荒んだ時代※。
※あくまで私だけの妄想であり、実際はCanon、Nikonユーザー共に嫌いではありません(笑)

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しかし歴史を振り返ることができる今だからこそ購入したα55の先進性が理解できる。このカメラは今のカメラと比べても軽く、速く、しかも安かった。形は一眼レフカメラであるのだがミラーボックスやペンタ部が無く、実質ミラーレスカメラのため軽量。また撮影時に透過ミラーのため上下運動によるタイムロスがないため、今の時代でも通じる秒間10コマの高速連写を実現しており、その上SONYのお得意とするセンサー技術によってAFも高速であった。ある種TOYOTAのプリウスのような新たな時代を予感させるカメラではなかっただろうか。その後SONYがフルサイズミラーレスカメラで市場を席捲することになる話は別の機会に。

α55で撮影したヴェルサイユ宮殿。カメラも夫婦もラブラブ新婚時代。
カメラ:SONY α55
レンズ:SONY DT18-55mm F3.5-5.6 SAM SAL1855

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上記でべた褒めしたが、このような時代の過渡期に現れる商品は、もちろん課題もたくさんある。賛否両論ありましたが、特に先進性故に使いずらかったのはEVF(電子ビューファインダー)である。当時は今ほど解像度も高くなく、ピーキング機能などもなかったため、MFでのピントの山が非常に掴み難く、ピンボケ写真を量産してしまった。デジタルなのにある種ピント合わせに職人芸が求められるという矛盾である。

ピントがどこに合っているのか、私はどこに行こうとしているのか分からなくなった写真例。

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極端に小さな被写体や、コントラストの弱い被写体には本当に苦労した。AFで撮影する分には気にならない部分なので、コストと技術の兼ね合いもあったとは思いますが、ある種ファミリーカメラとして機能を割り切っていたのかもしれません。AFでの高速連射には子供の運動会などで現役でお世話になっています。MFに関しては、まあ私の腕が悪かったのでピントが合わなかったという話もあるんですが。

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