「いつか〇〇したい」という夢を行動に移してみた

アラフィフな身としては、
そろそろ人生折り返し地点と思うわけです。
人生前半戦とはずいぶん心持ちが変わっていることを
最近よく意識します。

いろんな人からいただいた幸せは返したいって本気で思うし
希望の持てる未来を子どもたちに手渡したいって思うし
何より、
自分がやりたいことは全部やろうと思うわけです。

その３つめの思い。
やりたいことを全部やるためには、
「いつか〇〇したい」なんて言ってられません。

「いつか」じゃなく「今すぐ」すればよくない？

私は「いつか…」と口癖のように言っていたことは、
「いつか着物を着る生活をしたい」
ってことです。

着物は日本の伝統的な装いであり、
うっとりするほど美しいアートであり
着るだけで時間と手間がかかる
ゆとりと豊かさの象徴。

憧れますよね（遠い目）。
で、ずっと憧れたままでいる自分に気づいたのです。

そこで私は行動に移すことにしました。
＊着物を着て行ける場を探す
＊着物のレンタルのお店を探す
の２つから。

一緒に着る人を探していたら
予定合わせだなんだで先送りの可能性もあるので、
一人でも実行するぞ！と念頭に置きつつ。

で、今日、実行してきましたよ。
タイミングよく、私の妹がかつて所属していた教室で
お茶会が開かれていたのです。

で、朝からお店で着物を着させてもらいましたよ。
入店後、10分間でお茶会に合う着物を選び、
20分間で着付けをしてもらい（スピーディー！）
20分間でヘアセットしてもらい（これまた早い）
1時間後には着物姿で街へ放たれました。

電車でお茶会へ向かいます。
妹の教室なのに、なぜか私から声をかけ
一緒に行くことになりました。
（一人じゃなくてちょっとホッとしてる）

今日のお茶会は、お茶席が３つに点心席（昼食）があり
一日たっぷり楽しめます。
私もお茶は20代で2年弱かじっていたことがあり
場の雰囲気やお作法を思い出しながら、
おいしいお菓子とお抹茶をいただきました。
つくづくお茶のお作法って思いやりのカタチなんですね。

で、ここからは着物の話。

今日、何℃あったと思います？
34℃ですよ。
着物って見てのとおり、暑いんですよ。
下着を着て、襦袢を着て、着物を着る。
長袖の3枚重ね着です！
そのうえ腰にもタオルを前後に入れ
紐でぎゅうぎゅう縛った後、帯をびしっと巻いてくれます。
帯の上には、帯締めと帯揚げ。
朝8時台に私の体温は危険信号です。

でも不思議と、お茶会に集まってきた皆さん、
涼しい顔をしてるんですよ。
着物の上に羽織まで羽織っている人もいます。
これからお茶をいただくにもかかわらず
茶席の待ち時間にペットボトルがぶ飲みする私とは違い
皆さん、和やかに談笑しています。

今日の着物生活を通して感じたこと。

着物は着にくい、歩きにくい、暑いの三拍子。
洋服のほうが断然、着やすい、動きやすい、涼しい。

そう、着物は非効率でムダが多いのです。
でも早く歩けないぶん、動きが丁寧になる。
姿勢や歩き方に気をつけるようになる。
苦しくったって暑くたって笑顔をキープするようになる。

着物に不平不満は似合わない、
ファッションはやせ我慢と教えてくれます。
プラス、街を歩くだけで心が浮き立ち、
伝統を愛でている自分に酔うこともできます。

今日、私は夢をひとつ実現しました！
行動したからできた。
これは小さな自信になります。

で、次の夢は…
涼しくなったらもう一度、着物で街を歩くこと。
ご一緒にいかがですか？

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