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何を手放していくのか、何を残すのか

ハチのこと↓があって、

「仕方がない」と頭で理解しようとしているものの、この夏の、というか、仕事を減らした今だからこそ行きたかった場所に行けなかったダメージが思った以上に大きかったようだ。
行こうとしていたのは、出羽三山。
生まれ変わりの旅、として知られている。

生まれ変わりたい、という気持ちがあった。
訪れた時、五感で何を感じるのか。そこから何を得るのか。そこに興味と期待があった。
なんとかして旅程を調整しようとするが、なかなか名案が生まれずに時間だけが経っていき…結局完全に中止した。
心をリセットする、そのきっかけを一つ失ったような気持ちになった。

一方で、山に行くこと自体は諦められない自分も再認識した。今はだめでも、冬には登れる。そんな思いはある。

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仕事のリセットが必要になっている。
メインの職場は3ヶ月の休職扱いだが、別にパートを1件やっていて、それは続けている。というのも、休職後に退職になる見込みだからである。(かつ常勤での転職ができるか不透明)
詳しくは書けないが、契約更新の時に、調子を崩しているため常勤からパートで勤務を続けさせてもらえないかと申し出た時のやりとりで、その選択肢はないのだなと感じた。
ずるずると残っていることは、私も、職場もきっとハッピーにならない。

ある分野の経験を積みたくて職場を移ったはずだった。でもそのチャンスそのものがなかった。信頼して任せられない、という判断が下されたようだ。前職場(パート先)では真逆の評価だったのに…
挽回すべく頑張ってみたつもりだったがうまくいかず、当初の「経験を積みたい」という気持ちすらストレスになっていき…ついにその分野の教科書が読めなくなった。

改めて、自分に訊いてみた。
本当にそれを学びたいか?専門としてやっていきたいのか?
・・・今の答えはNOだ。

そもそも「自分はその分野ならできるはず、でも経験が足りない」というところがスタートで、本音は「やりたい」ではなく「やらねば」であったと思う。その執着を手放してしまおうか。

退職には納得している。というか、他の選択肢がない。
9月いっぱいで休職扱いが終了する。次の常勤先がみつからないと、いわゆるフリーターになる(国保になるのが痛いな…)。

一方で、まだ、自分が仕事で何をやっていきたいのか?なんのために?ということにはしっかりとした答えが出ていない。

今まで「周囲が求める自分」「(この仕事では)こうあるべき、という優等生」を演じてきた、という気がしている。
その面では小さい頃から筋金入りの生き方なので、かなりハイレベルな領域に達したという自覚はある。それゆえに「(本当は大したことない)自分を出したら(バレたら)周囲が離れてしまうのでは」という恐れもどんどん増していった。
なので、より一層頑張る。それは今までの自分にとってはかなりのハイパワーエンジンだった。

で、ついにガス欠、エンストを起こした。今までの生き方が限界に達したということだと思っている。

「そのままの自分でいい」という言葉を何度も聞いた。でも、なかなかそれを腑に落として生きていくことはまだ難しい。
でも(、ばかりだが)、人生の後半、身に付けてきた鎧や仮面を少しずつ外したうえで、自分は何を残したいのか。
何を携えて、この先を生きていきたいのか。
その自問自答は諦めずに続けていく…!

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この3ヶ月の経過を書き出してみる。
●7月:基本的には休むこと、衣食住を整えることを優先した。体力が少し戻ったので、立山に行くことができた。
●8月:新たなキャリアにつながるかもしれない研修に参加した。とても充実した1週間を過ごしたが、疲労もあった。健康診断で改善すべき部分が判明し、体づくりをしようと試みた。転職活動について、エージェントとのやりとりを始めた。パート先を一件契約した。
●9月:研修で得た資格をもとにした勤務先探しを始めた。
これらに並行して、心の学びを始めている。

勢いがつき始めた?と思った矢先…激しい眩暈に見舞われた。救急受診ということが一瞬頭をよぎるほどであった。
幸いにも翌朝には眩暈は消失したが、だるさやふらつき、頭重感が残っている。7月に戻ったような気力の停滞を感じ、やれることが一気に減ってしまった。家事がとても億劫に感じる。

だるいし首肩の痛みもあるのに、夜は中途覚醒をくりかえしている。

ハチのショック。その一方で身体づくりのためのトレーニングや、朝に図書館に行く日を増やす(週3−4日の勤務に備えて)など過活動気味になっていたので、身体がストップをかけてきたのかもしれない。

せっかく元気になり始めてきたのに、戻りたくない。
でも…身の回りのことを含め、優先順位をもっとつけていかないといけないのかも。

眩暈のときの話は、また別に書いてみるかもしれない。

まとまりのない文章になったが、覚え書きとして残しておこう。
あとで削除するかもしれないが…