心にいつも定食を。'24
2年前より、日帰り四国鈍行列車旅の車中にて1年間に食べた定食のことを書いているのだが、件の青春18きっぷの仕様変更によりなかなか列車旅に出掛ける気になれず、やたらと長い正月休みは久しぶりにフェリーで神戸から九州へひとり旅に繰り出すことにした。
年末のドキュメント72時間の年間ベストにてフェリー回がランクインしており、船旅欲がMAXまで高まったところでの乗船、わっくわくである。
あと数日で34歳になる女が1人でうっかり船内謎解きゲームまで楽しんでしまった。
そんなわけで、今年は夜の海の上で定食のことを書いている。
この1年も大小さまざまな波に揉まれる不均衡な毎日を、酒に逃げられない下戸の私は美味しいごはんで体勢を立て直しながら、どうにか日々を継続してきた。
この1年の特筆すべき定食トピックといえば、夏頃よりなんとなく、健康のためなのか何なのか理由は自分でも忘れたが「原則・揚げ物は週に1回」というルールを設けたことである。そしてそれを意外と続けられている。
(「原則」がついていることがミソ、例外は存在する…わりとゆるゆるマイルールである。)
以下の写真を見ていただくと、こいつ揚げもんばっかり食っとるな!とお思いになるかもしれないが、これらは週1の特別な食事を集めた幸せの結晶なのでどうか許してほしい。(誰に)
毎年長めの前置きで言い訳ばかりしている気もするが、今年も張り切って素晴らしい定食たちを晒し上げていく。
やはり定食は眺めているだけで幸せである。
定食を食べたという記憶で生きていけそうだ。
さて、明朝の下船後、滞在3日目に熊本の友人に会いにいくことだけが決まっているが、下船直後の予定は未定。何して遊ぼうか。
これからまた、予定は未定な1年間がスタートするのだ。
たとえ波に攫われそうになっても、美味しいご飯に救われたり、ほっとしたり、小さく幸せな気持ちになったり、そんなささやかな日々を継続できますように。
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