利用規約ウォッチャー みなしボウイです。
「ニンテンドーアカウント利用規約」をウォッチしていきます。
Nintendo Switchは、世界で1億台以上も販売されている、任天堂の第9世代ゲーム機です。そのNintendo Switchでゲームを遊ぶ上で必要となるのが、「ニンテンドーアカウント」になります。
今回、重要な5つのポイントに注目してニンテンドーアカウント利用規約をウォッチしていければと思っています。
安心安全にサービスをご利用頂けるポイントになりますので、最後までよろしくお付き合いください。
居住国により適用される利用規約の違い
「ニンテンドーアカウント利用規約」には各国版があり、居住国により適用される利用規約の違いがあります。
ざっと見た感じ、アフガニスタン、イラク、イラン、北朝鮮、中国、東ティモール、南スーダンに対応した利用規約はありませんでした。ロシア、ベラルーシ、香港、台湾に対応した利用規約はありました。
今回は、日本向けの利用規約をウォッチします。
未成年者の利用
お子様に使わせる場合は、注意が必要です。
利用規約にもあるように、13歳未満のユーザーがニンテンドーアカウントを作成することを禁じており、親権者等の法定代理人が、そのニンテンドーアカウントの管理下に子供用のニンテンドーアカウントを作成することになります。
また、13歳以上であってもユーザーが未成年である場合は、利用規約へ同意する能力を持たず、親権者等の法定代理人が同意するということになります。
アカウントの貸与や譲渡の制限
不正利用防止の観点やアカウント売買を禁じていることから、ニンテンドーアカウントの貸与、譲渡、売買を禁止しています。
ゲームアカウントの売買を勧誘するサイトがいくつかありますが、利用しないように気をつける必要があります。
知的財産権について
任天堂は、ユーザーによるゲーム実況等での配信や動画投稿について、ガイドラインを設けています。その内容としては、「著作権侵害を主張しない」というものであり、任天堂としてはあくまで一定条件の範囲内であればそれを許す、というスタンスです。
利用規約にもあるように、任天堂が著作権をはじめとする知的財産権を放棄している訳ではありません。任天堂は、そもそも知的財産権の保護に熱心な企業です。
任天堂がガイドラインその他も随時変更することが出来る立場にあることは、ユーザーサイドとしても認識しておく必要があります。
オンラインプレイで楽しく遊ぶためにお願いしたいこと
任天堂は、オンラインプレイ時の他ユーザーとのコミュニケーションについてガイドラインを設けており、他のプレイヤーに対する迷惑行為など各種利用規約で禁止されている行為を行った場合は、ニンテンドーアカウント、またはNintendo Switchの本体自体が、利用停止の措置を受ける可能性がある、としています。
利用規約上では、ユーザーのコメント等は「ユーザーコンテンツ」として定義されており、ユーザーは、ユーザーコンテンツが利用規約等に違反しておらず、いかなる第三者の権利または利益を侵害するものではないことを任天堂に対して表明および保証した上で、そのユーザーコンテンツに関連して第三者から任天堂に対して損害賠償請求等が行われた場合には、被った損害および解決に要した費用のすべてを任天堂へ補償することと定められています。
利用停止等の措置
ニンテンドーアカウントのアカウント利用停止(いわゆる垢BAN)について、ネット上でいくつか実例が散見されます。任天堂は利用規約における「利用停止等の措置」を厳格に運用しているように見受けられます。
Nintendo Switch利用規約との関係
任天堂は、ニンテンドーアカウント利用規約の他に、Nintendo Switch利用規約を定めています。こちらはゲーム機としてのNintendo Switchの利用規約となりますが、「本規約の条件は本ゲーム機をご利用いただく方すべてに適用され、本ゲーム機を使用することにより、本規約の規定に同意されたものとみなされます」とされていることから、Nintendo Switchで遊んだ時点でこちらの利用規約にも同意していることになります。
今回は、このあたりで終わります。ありがとうございました。