Just a sparkling, dream, miracle night
本番がやってきた
少しソワソワして、ドキドキして、ワクワクした
仲いい友達が離れてしまったり、自分がただただ情けなかったけれど、それでもまた新しい日が、待ちに待ったこの日はやってきた
まずきっと留学生活の中で、人生の中でも大きな出来事になるであろうから自分が精一杯努めて楽しんで本番を迎えることしかない
沢山人が入ってるよと友達から連絡もあった
離れてしまったり友達は2人ともそれぞれで見に来てくれていたのだった
本番前に練習を行って
バンドを組んだ仲間と、また他のJAZZの人達と少し肩を寄せあってソワソワしながら順番を待って
19:00
司会の人が舞台に立つ
そして、教授と共に私は舞台に上がった
会場は人で埋め尽くされていた
雰囲気がJAZZ仕様に…オーケストラの時とは全然違った照明にただただ感嘆する…
間もなくマイクをつけたりと準備に取り掛かった
準備に取り掛かっている間に、教授が軽快な口調でオープニングトークをしており、かっこいいなあ〜とかどこかで舞台の上とは思えない落ち着きも持てていた
すると、間もなくして教授がまずトップバッターは…という所で私のことを紹介してくださった
「彼女は日本から来ている交換留学生のKiwaです…まずようこそと拍手を…(会場から拍手)彼女と出会ってから、これまで我々は彼女がヴァイオリンを弾くということでどうやってJAZZとして形にしようかと一緒に試行錯誤、模索してきました。そんな中で彼女が今日演奏するのは『The way you look tonight』トップバッターです」
とこうした教授の言葉の途中で会場を改めて目の当たりにすると、本当に多くの人がいて、そして観客の中にホストマザーを見つけた
笑顔でこっちを見ててくれて私が気づいて笑顔になると手を振ってエアーキスをしてくれて写真を撮ってくれて嬉しそうに満面の笑みで連れてきてくれた娘さんのお友達と一緒にこちら側を見てくれていた
あったかい
オープニングトークが終わり教授が舞台を後にして
私はリズムをほかのメンバーと目配せで確認し
私たちは「The way you look tonight」を演奏した
手が震えた
それでも観客の方をみてメンバーと目を合わせて笑顔で心を込めて演奏することが出来た
最後には「こんな演奏でごめんなさい」という気持ちにもなったけれど
それでも最後まで演奏することが出来た
途中で少し笑い泣きしそうになったのは、
週に1回30分教えてくださっている先生が客席の隅にいたのが見えた時だった
先生とこの曲を練習してきて、ついこの間の火曜日の練習の時も"I'm exciting but also nervous"と伝えたら"You've got it, it's gonna be fine. And I'll be in the concert so you'll play so you'll able to play as usual like playing in this lesson. "と言ってくれていたのだった
先生がいつもみたいに見てくれているという安心間で笑顔になれた
本番は無事に終わったようだった
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出番が終わってからは客席の隅から他のバンドの演奏をほっとした気持ちで見ていた。
Jazzってかっこいいなあ…
と、改めて実感して幸せな気持ちだった
コンサートでは、ダリル・ジョーンズさんもJAZZのバンドに混じって一緒に演奏していたりと豪華だった。
そしてラストにはまた舞台に上がってみんなでお辞儀をしてダリル・ジョーンズさんが生徒たちみんなと握手して下さった。
大きな拍手に包まれて、ライトに照らされて、信じられなく、ときめいた時間だった。
そもそもダリル・ジョーンズさんは教授の友達ということで今回来てくださったのだった。
先生もダリル・ジョーンズさんも、「日本から来ました」というと、すごく"I love Japan"というふうに、「東京とか福岡とか大阪とか色々行ったよ〜!Blue Noteとかで演奏したりの関係で。ご飯が最高だよね…新宿駅はもう何が何だか分からないよね」と反応してくださって、日本に生まれたことを誇りに思えると同時にありがたく感じていた。
(新宿に関してはどんなに東京に長く住んでて行くことが頻繁にあってもそうですっていう😂)
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コンサートが終わり、なんと日本語の教授2人が見に来てくださっていて、それぞれに挨拶をすることが出来た。すごく親目線でみてくださっていたようで「も〜〜素晴らしかったしこっちまで緊張してしまったよ〜」と息を弾ませて言ってくださった。本当に嬉しかった。
また、もちろんホストマザーたちにもあって写真を撮ることもできたし、友達のうちの一人が最後まで残ってくれて「良かったよ!」と声だけかけに来てくれたり、ほかの友達もメッセージをくれたりした。
夢のようで確実に現実で、
毎日この曲を練習してきた日々も終わることが寂しい気持ちもするし
やっぱり、ただ、すごくほっとした
何よりこの環境に来れたこと、この環境の中でどれだけの人の優しさや励まし、温かさ、受け入れがあって今があるのだろうと思うことが出来た、そんな一生忘れることの出来ないかけがえのない日となった。
2024/11/15
今日も読んでくださって、ありがとうございました🙏✨これからも留学生活について書き留めていきますので、よろしければチェック、フォロー、いいね、よろしくお願いします🌼
それではまた。
おやすみなさい🌗
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