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【ポケットの愛】メガネっ子がミムジー・ファーマーに入れあげた

メガネっ子少年ジュリアンが15才も年上の女性エレナに入れあげた。エレナも最初は遊びのつもりだったが、徐々に心が動いてしまう。 しかし、二人が真剣になるにつれ、周囲の状況は厳しくなっていく。頑張れば、きっと何とかなるなんて、そんな訳があるわけもなく・・・。

何でも努力すれば切り抜けられるってほど、世の中が甘くないっていうことは、親や周囲の大人が一番わかってる。大人の女性であるエレナも当然わかっていた。 どんなに頑張っても乗り越えれない壁があって、それが当たり前にある事だというのを経験することも必要だろう。お父ちゃん頭のネジ抜けてるが、思いのほか懐が深く、失意の息子を慰めながらポンコツ車で帰路につく。

(77仏)
監督
ベルナール・クィザンヌ
脚本
ピエール・ペルグリベルナール・クィザンヌ
出演者
ミムジー・ファーマー
パスカル・セリエ
ベルナール・フレッソン
ロベール・オッセン
ステファーヌ・ジョベール
アンドレア・フェレオル
パスカル・オードレ


あまり恋愛映画やドラマなどを見る機会がないのだが、大抵は紆余曲折あって男女がすれ違いながらも最後は結ばれて幸せENDだと思う。が、それはお別れへのスタートでもあり、いづれどんな形であれ辛い別れは付き物である。
 そもそも人間は一人では生きていけない生き物であるが、一人というのは数ではなく、精神的に誰かと繋がっていないという意味での「独り」であって、大抵は常に誰かの事を想っている。それが家族であれ、恋人であれモチベーションに繋がるのである。しかし恋愛感情は消費期限があって3年しかもたないとも言われる。ある研究によると恋する人にはフェニルエチアミンというホルモンの分泌量が増加するものの、3年目あたりから大きく減少するというのである。その説の真偽のほどはともあれ、世間一般的にも3年~5年でどんな大恋愛だったとしても、どちらかが変貌を見せ始める。恋愛から次の絆であったり、苦楽を供にする家族という次の段階へと繋がるのである。仲睦まじくおじいちゃん、おばあちゃんとなっても、最後は死別という別れは避けられない。
 まあ、いろいろあって勘違いで幸せ気分続けられるなら、一生勘違いしたままが救われたかもしれないな・・。
コワれるなら余計なことは知りたくないし、知らないでおきたかった。
所詮は幻。愛別離苦と酌むか 一期一会と解釈すべきか・・
そもそも過去は無いし、これから何もあるはずがない・・
映画から、だいぶ脱線したな・・・ww

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